「ちょす」は私にとって初めての子供でした。
長らくコウノトリさんが訪れなかった中での自然妊娠、出産で心弾みながらもとても緊張していましたが、ちょすさんが産まれた途端、あまりのうんちの回数の多さにびっくり。
出産した産院でも同時期の赤ちゃんでちょすさんほどのうんちの回数の子は見かけず、「この子は本当に大丈夫なのだろうか?」と、出産翌日から真っ黒な海に放り出されたような不安感を抱えた入院生活は記憶に鮮明です。
入院中にもうんちの回数については看護師さんや先生に聞いたのですが、
「新生児はそのくらいの回数はある」
とのこと。
そういうものだ、と言い聞かせ、とにかくちょすさんのうんちと向き合う日々が始まりました。
完全母乳だったので、母乳ならばゆるくて当たり前。回数も多い。先生や助産師さんのその言葉を何度も何度も頭で繰り返しながら、気にしないように時を過ごしてきました。
巷では便秘で悩む赤ちゃんが沢山、なんて聞きますが、ちょすさんを抱える私には想像もできない世界。
新生児期のオムツ替えの回数は一日30回ほど。まとまったうんちがない時も、毎回のおむつには便汁がついています。あっという間になくなる紙おむつ。肛門ただれのケアのため、毎回の洗い場でのお尻洗いと、肛門ただれのケアの亜鉛華軟膏塗り、薬を塗る際も水便噴射による洗い物大爆発などに疲弊し、乳腺炎で高熱を出したり、風邪による急性中耳炎になったりしながら育児が続き、ちょすさんは3ヶ月を迎えました。
2ヶ月の時点でうんちの回数は一日15回程度。やはり便汁は毎回おむつについています。
それがなんと、3ヶ月の始めには10回以内にまで好転していました。おしっこだけで、便汁のつかない時もでてきた!調子の良い日ではうんちの回数「6回」なんてこともありました。
便の色も黄土色になってきて、水便からややとろみ便へ。
ついに、ついに!
「ちょすさんの腸が成長してきたのか!」
と、喜んだ束の間、12月4日から患った「風邪」で水様便の下痢が再開。RS風邪の検査は陰性。便の色は白っぽくないし、嘔吐があまりないからロタではないだろう、との小児科での診断。
うぐいす色の水便28回。時折糸状の粘膜のような血液も混ざる、という状況に。
下痢が好転しないので小児科では「風邪をきっかけにした乳糖不耐症」が疑われ、整腸剤とミルラクトを処方されるも、回数はほんのちょっとだけ少なくなったかな?程度で、つぶつぶがあまりないおむつに染みる水便は変わらず。
授乳の度に3回から4回。これがほんと、黄色や緑がかった黄色の「水」なのです。そんなうんちは少量から中程度のものを20回前後しています。
もう少しで生後4ヶ月が見えてます。
ここで過去のうんち経緯も含め、しっかりと治すために大きな病院にかかることにしました。
結果や治療過程をこの先綴っていきたいと思います。
私の周囲にはちょすさんのような体質の子はいないので、この空の続くどこかで同じような「赤ちゃんの頻便」で不安を抱えるママさん、パパさん、そして戦う赤ちゃんにとって小さな情報の一つにでもなれたら、と思っています。