先日R219を通っていたら
船頭の達人、求广川八郎さんの小屋の門が開いていました。
お天気は良いし、瀬戸石駅にも行きたかったので
こんな事は滅多にない・・・かも
小屋を覗いて「乗せてくださ~い」とお願いしました。
「よかばい。」と乗っけてもらえることになりました


時計を見て「上りと下りの汽車のちょうど来っばい。」と列車の時刻を把握されていました。

「しこまいの要っでな(準備に時間が掛かるよ)」と言われて
舟に乗る準備をしていただき、乗り込みました。

ポカポカと小春日和で気持ちが良く
八郎さんが櫓を漕いで
えっちらおっちらと舟はゆっくりと進んで行きます。
すぐに対岸に着きました。

列車が来るまでの間を待っていただいて階段を上がりました。

すぐ上が瀬戸石駅です。

夏目友人帳のモデルとなって出てくる駅です。

待合所の中は、長閑な風情です。
下りの列車がやって来ました。

上りも同じキハ31(でしたっけ?)

1両ずつの列車が交換して出発して行きました。
階段を下りて行くと、八郎さんが座って待っていてくださいました。

また向こう岸へと乗せていただきます。

帰りものんびりと八郎さんの力強い櫓さばきを見せていただき
小さな舟旅を楽しむことができました。

「くまもとで、まってる。」で舟に乗っている高校生も、ある意味達人かもしれません。
3年間も乗せてもらっているので、舟の上に立つことができるんでしょう。
だって、怖くて舟に立つ事はとてもできそうにありません。
この高校生は今3年生で、この春卒業するそうです。
来春から何処に行くのでしょうか?
何処に行っても、八郎さんの舟で登校した事を時折思い出すのでしょうね。

近くの川島という集落では、今春高校生になる人が何人かいらっしゃるそうですので
八郎さんも朝早くから「行たてきまぁす」と奥さんのお弁当を持って
高校生を舟で送って
小屋で待つ日々が春から始まりそうですね。
いつか八郎さんの舟に乗せてもらいたいなぁと思っていたので
思いがけず乗れる事ができて、本当に嬉しかったです。
本当にありがとうございました。
これから春になるまで寒い日もありますが、八郎さん、お元気でいてくださいね。
また遊びに来ますよ。
思い出に残る小さな舟旅・・・でした。