セミナーも終盤に差し掛かりました。
5回めは「多良木相良氏の遺跡」と題して役場職員の講義でした。
一人めは鶴嶋さんです。
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鶴嶋さんは人吉市の職員でもあり、去年から多良木町に派遣されています。
北部町出身で鹿本高校考古学クラブだったということで、蒲島郁夫知事の後輩にあたられるそうです。

まず相良氏がどこから来たのか?遠江国(現在の静岡県牧之原市)からで、静岡空港があるところです。
熊本~静岡間の飛行機が就航して一番機で知事が静岡に行ったとニュースで見ました。
そこから鎌倉時代初期に相良頼景氏が多良木荘に入り、その子長頼も人吉荘に下校してきました。
両相良家は勢力を大きくし互いに敵対したり和平したりして、
室町時代に一族の永留長続が多良木相良家を滅ぼして球磨郡を統一しました。

黒肥地にあった頼景の館跡はどこなのか?どんな住まいだったのか?と
中世の他の屋敷との比較をしながらスライドを中心に説明されました。
近くの蓮花寺古塔碑群や青蓮寺、鍋城、里城、東城、久米城の話もあり
11日の現地学習会の予備知識としていろいろなお話をしていただきました。

二人めは今年入られた永井さんです。
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永井さんは人吉球磨に点在するお墓の地輪の幅と年代を調査され
古い時代に作られたものが5、60センチで武家、家臣のもので大きく
時代が新しくなるにつれて30センチ前後の自農クラスの小さなものへ数も増えたという事を話されました。
東光寺の薬師堂、磨崖梵字も話もあり、二人のお話を聴いてますます現地学習会が楽しみです。

そして、今夜が第6回め「多良木の仏像」と題して、県立美術館の有木芳隆さんの講義でした。
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仏像の種類には大きく分けて如来、菩薩、明王、天部があり、それぞれの特徴などを教えていただきました。
奈良の仏像を見ながら、その種類、特徴をスライドで説明されました。
それから、多良木町、人吉球磨の仏像のお話に入ります。
まずはじめに久米の「中山観音」の話からでした。
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画像はピンボケですが…何とこの観音様が人吉球磨の仏像の中では一番古く800年後半~900年の
平安時代に作られたものではないか?ということです。
同じ観音堂の四天王像も平安時代のものではないかということで、
青蓮寺の仏像が古いんだろうと思っていましたので
相良家が入る前に平安の文化がこの地方にもやって来ていた事にびっくりしました。
他にも黒肥地栖山観音、馬門の薬師如来像、錦町の荒田、あさぎり町深田の荒茂毘沙門天も
平安時代ではないかということでした。
さらに多良木にあったもので、熊本市の個人の方が所有されている釈迦如来像の2体もあるということです。
明日の現地学習会には有木先生も参加されるということで、楽しみが倍増です。
お弁当を持参してという事で、朝から早起きして頑張りま~す♪