“てれっと会社の社長”と小さい頃からよく言われていました。
ぼっとしていて、気が利かないという事を「てれ~っとしとる」と言います。
その会社の社長ということは、「てれっと」の最上級という褒め言葉、な~んちゃって。

実家には、男性軍は父と弟の2人。
対して女性軍は祖母、伯母、母、姉と私と総勢5人。
私は女性軍の一番ちびっ子(下っ端ともいうが・・・)。
だから私がする前に誰かがささっとしているという恵まれた(?)状態。
なので、てれっと会社の社長さんだったのかも。

反対語は“気の利きさん”と言いますが、
要領が良く(良い意味で)、段取りが判ってテキパキ働く人。
最近隣保班の集まりがあり、台所の事をしなければならなかったのですが
2日間のうち、1日めが行けなかった事もあり、
どこに何があるのかも把握してない状態だったのが私一人だったのもあるのですが
「てれっと会社の社長さん」状態で、ちょっとドツボにはまりました。

やっぱり私は次女体質なのかな、人の上には立てそうも無いです。
下っ端、遣いっ走り、というか「指示待ち症候群」です。
社会人のニューフェイスの傾向を毎年いろんな言葉で形容してありますが
私が社会人になった時の形容詞は「モラトリアム人間」だったと思います。
何をしたいのか判らず、とりあえず大学に入って、
社会人になるまでの執行猶予期間を満喫してのんべんだらりと過ごしてしまった人たち、
といったような意味だったと思います。

私の職場は、長男、長女が多い職場です。
そして就職氷河期だったので、私の後輩が少なく、
女性の後輩というのがいなくて、いつまでも下っ端のままでした。
上が言われる事をすればいい、みたいな。
あんまり気が利きすぎて動いても女性社会は厳しいのです。
点数稼ぎでやってる、と思われるような。
出る杭は打たれる、みたいな。
そんな中でうん十年過ごしていると、てれっと会社の社長業に磨きがかかります。
団塊の世代の退職で、上がチラホラいなくなると
リ-ダー的な責任を持たせられる場面もあるわけですが
何せ、モラトリアム人間なもので慣れていないんですよ。
でも、今からはそんな開き直ってもいられない。
状況判断して、ぱぱっと動くデキる女(ちょっと古いか!)にならないと。
めざせ!気の利きさん!