こんばんは
本州最北端に位置する青森県
皆さんは、どんな印象でしょうか?
耐震工学研究員をしているときに 訪れたことがあります
羽田から三沢空港まで飛行機で行きました。
三沢に着陸の時、機内アナウンスでは、窓のブラインドを
閉めるお願い
なぜ?
三沢空港は、民間旅客機と自衛隊が共同使用する空港なのです
自衛隊の実態を、飛行機を見られたくないから??
よく分からない指示ですよね
午後の便で飛んだものだから、その日は三沢に宿泊
英語の看板や外人相手の店が並びます
ちょっぴり横須賀に似てるかなぁ と思いつつもホテルで大人しくwww
翌朝、タクシーで原発予定地へ向かいます
東通村という場所です
タクシーは三沢の街を出ると、猛スピードで走ります
信号もあまりなく やや荒れた路面を飛ばしています
タクシーでは手すりに捕まっていないと辛い状態w
その途中、田んぼ?畑の先 遠くに六ケ所村の処理場を見ながら・・・
こんなとこにあるんだ・・・・ やや驚きました
そして40分ほどで、しばらくお世話になる宿に到着
そして、リーダーからの指示がありました
この旅館から コッチに行ってはイケナイ しかし反対側は良い
と、指をさされました
なぜ?と聞けば、行ってはイケナイ方角は、原発反対派の地域だから
一時は全員が賛成していたハズなのに反対派??
ここの部分について詳しくは書きません
しいて言うなら利権の絡むことですので、名誉のために記載しません
そして予定地の視察
なーーんにもない ただの雑木林
一部を切り開き、外部から見えない場所に置かれた 実験用の模型
この原発模型を使って耐震工学の安全性を確認します
模型と言っても1辺が5m以上あります
蛇足ですが、翌年、羽田から札幌へ向かう飛行機からも確認できる大きさでした
東通村、自然が豊かで、人と自然が共存した海沿いの町
とっても良い所でした
海岸へ降りた時、思いました
私は原発建設のために、ここにいる。 しかし本当に良いのだろうか?
この豊かな自然、美しい景色を壊してまで建設する意味があるんだろうか・・・
もちろん、私には止める権利などありません
でも、そう感じたのは事実です
昼休みに何度か この海岸を訪れました
実験場から海岸へ続く道 雑木林の中を進みます
ある日のこと、歩いていると視線を感じます・・
だれか追ってきたのか?? いや視線を感じるのは雑木林の中・・・
長年空手をやっていたので、殺気に似たものを感じる能力があります
なに? だれ? いや、人であるわけがない・・・
意を決して そちらを見ると 50mほど先にいたのは・・・猿
日本猿のようでした
えぇぇぇ!!!!! 驚きましたよww
自然界の動物と戦ったことなどありませんよ!!!
ここわ・・・目を合わせず・・・・ 歩くペースを変えずに・・・
そして視界から消えました・・・良かった 追ってくる様子はない
戻るに戻れず、海岸へを進みます 猿から遠ざかるように
!!!!! また視線!!!
猿か!! 追ってきたのか!
こうなりゃ脅かして逃がそう・・・と 見れば
大きな鹿! 大きな角があったので雄でしょう
100mほど先だけど どうみても2mはある
むり むり・・・・・ むりです!!!
鹿から逃げるには木に登る が、そこには猿
あり得るわけですww
気がつかないフリをして視線をそらし 戻るに戻れず海岸を目指す・・・
視線は消えました よかったぁ・・ と海岸の波打ち際にあった
大きめの石に乗って 海を見ながら、落ち着くためにタバコを吸う
!!!!!! また視線を感じる!!!
逃げ場 ねーーよーーーーーwwww
ん? 待て・・・ おかしい・・・
その視線は 海の中からです
それも 自分の座る大きな石の根元あたり
恐る恐る 海の中を見てみました
!!!! でっっけーーーーーーーーーーーーー
見た目 30cmはあろうという大きな蟹
開いた足を入れたら 50cmじゃ利かないww
その蟹が 目を立てて? 私を凝視し、口元の触覚のようなものを
ヒラヒラさせて様子をうかがってる
ぎえ~~~~ 生きてる!!
だって 普段見る大きな蟹って死んでるじゃん 動かないじゃん
挟まれたら痛そうなハサミww 振り上げてるしw
現代人って 弱いのね・・
早々に退散ww
けど まてぇ~~~~~~~~~
来た道には 大きな鹿と日本猿がいた・・・
しかし、実験場に続く道は この1本道
なにか武器・・・武器になるものは??
枝しかないじゃんww
んまぁ それでも その枝で、地面や雑木林を叩きながら無事に戻れました
そして 午後の実験~ ~~ 長引く・・・ 終わらない・・・
終了が 午後10時 周囲は真っ暗
実験室の電気を止めると 本当に闇w
こんな真っ暗な中、県道まで雑木林を歩かねば いけないのです
だんだんと、地面や周囲が見えてくる・・・ なぜ?
天空を仰ぎ見れば お月様が出ていて、その月明かりが行く道を照らしだす
月って・・・こんなに明るいんだ・・ 初めての体験ばかりです
そして翌日は少しだけ早く宿に戻ったら タバコが切れてる
旅館のおばぁちゃんに 店は『どこか?』と聞くも 思い切り青森弁?津軽弁?
ごめんなさい・・聞き取れません
仕方なく、リーダーにタバコを売っている場所を聞く
賛成派の村を15分ほど行けば雑貨屋がある と言う
歩きましたよ 街灯もない県道沿い 月明かりだけが頼りです
途中・・・ふと気が付くと、海沿いのガードレールに 何かが引っ掛けてある
なんだろう・・・??
近づいて触ってみる・・・ ヌメ~~っとしか感触
なにこれ! 目を凝らして見てみると それは大きなイカ
イカを開き一夜干ししている
ってwww 無防備にガードレールに干すのかwwww
そんなこんな 真っ暗な県道に1つの灯りを見出す
やっと着いたよ・・・ 時計を見ると、確かに15分消化ww
往復で30分です 初めての体験w
しかし、空気が澄んで とっても気持ちがいい
そんな日々を過ごし、週末の金曜日 三沢へ戻り そこから飛行機で羽田へ
しかし、また月曜には ここに来る・・・
そうして3週間ほど経った日 もうすぐすべての実験が終わる
雨が降ってきました
すでに10月の末です、この雨は とっても冷たかった
そんな中で 後片付けをしていた
が・・・痛い 痛いよ 雨・・・
?? バラバラと音が激しくなる 風も出てきた
見れば 雪に変わっている
昼間なのに 暗くなってしまった
そして実験室内を片付けに入って 恐ろしく強い風になった
実験室が揺れてる~~~~
見れば 雪が真横に飛んでいる・・・ こんなの初めて~~w
てなわけで、帰り支度を急ぎ、タクシーを呼びました
飛行機 大丈夫かな・・・
そうです 再び三沢にタクシーで戻るのです
タクシーに乗り込み、実験場とはお別れです
そして 再び猛スピードで走り出すタクシー
おいおい~~~~~ 道が 道路が みえねーーよ!!!
前方視界30mってとこ
道路は 落ちた雪が水のように流れて見えない
これが地吹雪・・・恐ろしい
運転手さん曰く・・・いあ大丈夫ですよ 慣れてますからwwwww
ふとスピードメータを見れば 狭い県道を時速80キロで飛ばす
なんとも・・・・場所が変われば こんなに違うものなのか・・・
三沢に着いたけど・・・天気がウソの様に回復
飛行機は無さそうなのでJRで
JR組(年配組)は途中の温泉に寄ったようですが
私は横浜に一目散
駅舎の窓口(確かみどりの窓口は無かった)で
行き先を告げる
俺 『横浜まで大人1枚』
駅員『140円』
へ??? 140円?
そうなんです、下北半島中央部に横浜町という
街があるのです
そんなの知らないwww
改めて、東京の隣のヨコハマです・・・と言い直す
切符売りのおっちゃん 不機嫌そうwww
帰路の電車では もう疲れちゃって覚えてません
ずっと寝ていたような気がします
まだ私が耐震工学を始めたばかりの頃のお話でした
すでに東通村では原発が完成し稼働中とのこと
工事中、完成後に訪れたことはありません
あの、美しい景色は どうなったのかな・・・気になります
そして あの大きな蟹は 原発の排出する温水で
更に大きくなっていることでしょう
※原発の排出する温水・・・・放射能とか心配は不要です
冷却器の中を通過し、熱交換した、ただの水です
※原発に限らず、発電所付近は立ち入り禁止、禁猟区です
発電設備で熱交換された水(お湯)が排出されるため
近隣の水温が上がりますので、そこに居る魚などは
巨大化します