『武士の家計簿』 | うさぱんだのへや

『武士の家計簿』


うさぱんだのへや-武士の家計簿


これも、だいぶ前に観たやつ。

『武士の家計簿』 2010年 日本


監督: 森田芳光

出演: 境 雅人、仲間 由紀恵、松坂 慶子


ラストまで書いてありますので、ご注意を。


物語自体は、直之(境 雅人)の息子、成之が語り手となっている。

幕末期の加賀藩。

代々、加賀藩で算用方として仕えてきた猪山家の八代目・直之(境 雅人)は、ある不正を見つけその手柄で異例の出世をするが、出世をすればしただけ出費も増えるのが武士。


直之の息子の着袴(4歳のお祝い)のために親戚を招いて、次期当主となる息子のお披露目をしようとするが、妻(仲間 由紀恵)からお金が無いと打ち明けられる。

今まで猪山家の家計は、同じく算用方である父(中村 雅俊)が行っていたのだが、あまり経済観念の無い父の道楽(骨董集め)や祖母の茶道具、母の着物などを好き放題に買っていたため、借金が膨れ上がっていたのだ。


借金をしても息子のために体面を取り繕うか、それとも・・・。

直之が選んだのは、体面よりも家計の健全化だった。
息子の着袴祝いの席では鯛の尾頭付きではなく、鯛の絵をお膳に並べて親戚を唖然とさせ、両親や祖母にも生活に必要ないものは全部売る!と宣言。

反発する両親に、家計が破綻していると藩に知れたらお家が取り潰されるのですから、と説得し、弁当箱まで売れるものは全て売り払う。

直之が家計を預かることにし、借金完済を目指し、家計簿をつけ始める。

(この家計簿が、現在も残る猪山家の家計簿)


その手腕を藩の財政にもふるい、ますます藩主の信用を得る直之。

息子・成之に日々の食材の買い物を任せ、帳面につけさせるが、落としたお金を見つけるまで家に入れないと言ったり、落とした分のお金を偶然、拾った息子に、そのお金を元の場所に戻して来い、と夜に一人で行かせたりと厳しくあたるため、成之は父に反発している。

しかし、算用方としての才能は優れていて、やがて新政府軍の会計担当となるのだった。

そんな成之(現・猪山家当主)の元に、故郷の父・直之から猪山家の家計簿が送られてくる。

毎月、そうやってきちんと収支を報告してくる父。だが、父の家計簿が間違っているわけはない、と、今では反発する気持ちよりも尊敬の念を持っている成之だった。