運命探シ処 蝶兎堂の
更紗しおりです。
ゆるゆると伝統的占星術(古典占星術)の
基礎について書いていきます。
今回は
サインと
エッセンシャル・ディグニティ④〜マイナーなエッセンシャル・ディグニティ〜
マイナーなエッセンシャルディグニティ(以下、レッサーディグニティ)は3つ。
・トリプリシティ:3点
・ターム(バウンド):2点
・フェイス(デカン):1点
えーとですね・・・
正直、メジャーなディグニティと比較すると
それぞれの個性の明確な違いが分かりにくいのです💦
チャールズ・オバートさんの「古典占星術」(下記参照)では
ドミサイルはマネージャー
エグザルテーションはオーナー
トリプリシティーは経営陣の一員
タームは直属の上司
と表現されています。
これだとトリプリシティはけっこう眩しいかも✨
その会社の社員ならどこかで名前は聞いたことがありそうな感じですね。
タームとここで取り上げられていないフェイスは、ごく身近な存在という感じです。
で、あまり権威を感じられない、と😅
とまぁ、パッとしないディグニティではありますが、ここで大切なのは少しでも
「ディグニティがあること」
ディグニティのない状態を
ペレグリンと言いますが、これは家がないような状態で、自身で立ち振る舞い方を決めることができず、間借りしているサイン(在室サイン)の支配星の状態に依存する形になります。
そのため、惑星の状態としては望ましくないとされています。
このペレグリンの状態になるのを回避するために、レッサーディグニティを持っていると言う事は大切なことなのです。
ここからちょっとおまけです。
フェイスについて。
ちょっと難しい話になるので、興味のない方はスルーしてください。
フェイスのルーラーは、サイン30度を10度ずつ3つに区切り、そこにカルディアンオーダー順に惑星を配置しています。
はじまりは獅子座の第1デカンからで、土星→木星→火星etcのように当てはめます。
うお座の第3デカンと牡羊座の第1デカンは、火星が重複しています。
これらの事はアレイスター・クローリーのトートタロットに書き込まれています。
ワンドの2は牡羊座の第1デカンのカード
↓
↑
フェイスのルーラー表
チャールズ・オバートさんの
「古典占星術」
用語集P331より
さてさて。
次回はサインとエッセンシャル・ディグニティの最終回
「古典占星術におけるサインの意味について」
これは現代のサインとは異なる内容なので、
面白いですよ
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