「九尾の猫」エラリー・クイーン


ニューヨークで起こった連続無差別殺人。

指紋も目撃者も容疑者も見つからないその謎に挑む、

犯罪研究家のエラリイ・クイーンとその父のクイーン警視。

何の手がかりも掴めぬまま、9人の犠牲者が出る。

だが、その9人目の被害者の捜査で、犯人に近付くある事実が判明する・・・




これから読もうと思っている方は、こっから下の感想は読まない方が賢明です。




中盤で容疑者が浮上、その後逮捕されるのだけれど、

どうしてもその展開に違和感を感じていた自分は最後に「あぁやっぱり」でした。(←何


だって動機がそれなら、犯人になりそうな人物はもう一人いるじゃないか!と、

そこに気づかない(作者の意図だろうけど)主人公達にやきもきしてしまいました。


あと、この犯人を示す「猫」も本人が名乗ったわけではなく、

マスコミの勝手な記事から生まれただけ。何だこのマスコミといった感じ。

銃殺の紐が首輪のようにしっかり結んであったから猫?なのだったのかな?

それに、この題名・・・九尾といえば狐でしょ。(←そこか

題名横に書かれていた「CAT OF MANY TAILS」が原題のようだけど。


ただ、、「もしかしたら次の犠牲者は自分かもしれない」、

そんなパニックに襲われていく市民の心理と行動描写はすごいと思った。

自分が住む場所で同じような事が起こったらどうなるだろう。

やっぱり怖い。