簿記は、何で稼いで財産を増やしたのか、稼ぐために何に財産を使ったのか、そして、儲かったのか損をしたのかを、一目でわかるように「損益計算書」で表します。
損益計算書は、一定の期間に、儲かったのか、損をしたのかを表します。損益計算書では、お金を稼いだ理由(収益)を貸方に、稼ぐためにお金を使った理由(費用)を借方に書きます。
小さな不動産屋さんの、4月20日から月末までの1か月を例に考えてみましょう。
- 4月20日 アパートの仲介をして、手数料50,000円を現金で受け取りました。
- 4月21日 店舗で使う筆記用具を購入し3,000円を支払いました。
- 4月22日 店舗の電気代が、9,000円、普通預金から引き落とされました。
- 4月23日 借家の仲介をして、手数料30,000円を現金で受け取りました。
- 4月24日 店舗の水道料金、3,000円が普通預金から引き落とされました。
- 4月25日 従業員の給料、150,000円を現金で支払いました。
- 4月26日 広告料を10,000円現金で払いました。
- 4月27日 アパートの仲介をして、手数料60,000円を現金で受け取りました。
- 4月28日 店舗のガス料金、3,000円を現金で支払いました。
- 4月29日 コピー用紙を買って、現金2,000円を支払いました。
- 4月30日 5月分のアパートの家賃、100,000円を現金で受け取りました。
- 稼いだ理由のグループ名を「収益」、使った理由のグループ名を「費用」といいます。
- 【収益(稼いだ理由)の勘定科目】
受取手数料:受け取った仲介手数料、更新手数料など
受取家賃 :受け取った家賃 - 【費用(使った理由)の勘定科目】
消耗品費 :筆記用具、コピー用紙 他
水道光熱費:電気代、水道料金、ガス料金 他
給料 :従業員に払った給料
広告料 :広告代
- 【収益(稼いだ理由)の勘定科目】
- 収益(稼いだ理由)、費用(使った理由)を計算しましょう。
- 【収益】
受取手数料:4/20 50,000 + 4/23 30,000 + 4/27 60,000 = 140,000
受取家賃:4/30 100,000
合計:受取手数料140,000+受取家賃100,000=240,000 - 【費用】
消耗品費:4/21 3,000 + 4/29 2,000 = 5,000
水道光熱費:4/22 9,000 + 4/24 3,000 + 4/28 3,000 = 15,000
給料:4/25 150,000
広告料:4/26 10,000
合計 :消耗品費5,000+水道光熱費15,000+給料150,000+広告料10,000=180,00
- 【収益】
- 4月20日~4月30日の間に、儲かったのか損をしたのかを計算しましょう。
収益合計:240,000>費用合計:180,000
収益のほうが費用よりも60,000円多いですね。60,000円儲かっています。
儲かった金額を、当期純利益といいます。 - 4月20日~4月30日の間の損益計算書は下記の通りです。

- 4月20日~4月29日の期間の収益と費用を計算しましょう。
収益合計140,000<費用合計:180,000、費用のほう40,000円多いですね。
40,000円損をしています。損をした金額を、当期純損失といいます。 - 4月20日~4月29日の損益計算書は下記の通りです。

- 損益計算書も、借方の合計と貸方の合計は同じです。
だから、収益のほうが大きいときは、借方に当期純利益を書きます。
費用のほうが大きいときは、貸方に当期純損失を書きます。
次回は仕訳をしましょう。