ロレックス Ref.1665 DRSD(Double Red Sea-Dweller)は、ロレックスのヴィンテージウォッチの中でも特にコレクターに人気の高い希少なモデルです。その歴史と特徴について解説します。
シードゥエラー Ref.1665の誕生
シードゥエラー Ref.1665は、1967年にロレックスがフランスの潜水会社コメックス(COMEX)と共同で開発したプロフェッショナルダイバーズウォッチです。当時のサブマリーナ(Ref.5513など)の約3倍にあたる610m(2000ft)もの防水性能を実現し、飽和潜水時に時計内に侵入したヘリウムガスを排出するための「ヘリウム排出バルブ」を初めて搭載しました。
当初のモデルは、文字盤に「SEA-DWELLER SUBMARINER 2000」と2行にわたって赤文字で表記されていたことから、通称「赤シード」(Red Sea-Dweller)と呼ばれています。この赤文字の表記は、製造時期によって異なるフォントやレイアウトが存在し、その違いによって「マーク1」から「マーク4」までのバリエーションに分類されます。
マーク4の歴史と特徴
Ref.1665 DRSD は、1975年頃から1977年頃にかけて製造されたモデルです。Mark4は赤シードの中でも最終期のモデルにあたります。
主な特徴は以下の通りです。
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文字盤の表記: 「SEA-DWELLER」の文字が「SUBMARINER 2000」よりも大きく表記されています。また、両方の文字のフォントがマーク3とは異なります。
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防水性能表記: 「2000ft」の「ft」がやや斜体になっています。また、「2000ft=610m」の「6」の輪郭が閉じている「クローズ6」仕様が見られる個体もあります。
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王冠マーク: ROLEXロゴの上にある王冠マークの下部の穴部分が、マーク3と比べて大きくなっていると言われています。
このマーク4は、文字盤の印字がややかすれているように見える個体や、大きな王冠マークが特徴的な個体も存在します。













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