もしも、「Les Misérables(レ・ミゼラブル)」がファミコンになったら。
ある日、主人公マドレーヌ(ジャン・ヴァルジャン)の元に悪の組織パトロン・ミネットから投げ文が届く。
「市長、お前の娘コゼットはパトロン・ミネットが預かった。返して欲しかったら一万フランを用意しろ」
亡きファンチーヌとの誓いを守るためにマドレーヌ市長は悪のアジトへ向かう。
(↑ ファミコン時代のキャラゲーは時系列がバラバラなことはよくある話だった)
ヴァルジャンの通常攻撃はガレー船漕ぎで鍛えられた腕力によるダブルラリアートだ。
アイテムを取ると黒ガラス玉を投げることができ、強化アイテムによって自動連射、全方向撃ち、ため撃ちができる。
怪力の持ち主なので路上で倒れた馬車を持ち上げ隠しアイテムを探すこともできる。
残り体力の表示は銀の燭台の炎の勢いで表示される。
燭台は最大2個まで増やすことができる。
体力は黒パンを食べることによって回復する。
全ての体力を失うと天国に行ってしまうが、
プレイヤーがコンティニューすることによって、
ミリエル司教が再び燭台を灯してくれ現世に復活する。
バルジャンの危機を救うために一人の若者が参戦する。
2Pキャラのアンジョルラスだ。
彼は最初からカービン銃を装備しており、いつでも発射できる。
銃は強化アイテムによって大砲にまで進化する。
スピード、ジャンプ力共にヴァルジャンを上回っているが、坊ちゃん学生なのでスタミナはそこまでない。
必殺技はバリケードで、一定時間無敵のバリアが現れ、敵の猛攻を防ぐことができる。
敵は主にパトロンミネットの構成員だが、
夜の町では娼婦が攻撃してくる。
娼婦は、ゲーム業界の諸事情で「女装した男」という設定にされている。
道中、貧しい人が現れ救いを求めてくるが、
持っているフランを与えると徳のポイントが上昇する。
徳を貯めておくと後に…
パトロン・ミネットの情報はテナルディエが握っている。
ヴァルジャンは彼の要求するアイテムを探しだし、渡さなければならない。
実はテナルディエはヴァルジャンを殺したがっているので、
中ボスのいるアジトを教えているのだ。
中ボスはブルジョン、バベ、モンパルナス、グルメール。
ラスボスはクラックズーと名乗る謎の人物で変装と声真似で正体をくらましている。
クラックズーを見つけ出すには全ての中ボスを倒し自白させなければならない。
ブルジョンはパリのごろつきをまとめるアニキ的存在で、ナイフや棍棒、弓矢など全ての武器を操ってくる。
バベは元歯科医で、口めがけてドリルを向けて攻撃してくる。
モンパルナスはナルシストという設定にされ、
戦う時は仮面と鉤爪を装備し、背景の金網によじ登り、そこから奇襲をかけてくる。
グルメールはヴァルジャンに匹敵する怪力で溜めパンチを打ってくる。
それに当たると一気にライフが激減し、おまけにピヨる。
ピヨると容赦無くパイルドライバーをかけてきて残りライフをほぼゼロにする。
クラックズーはアンジョルラスの組織であるABCの友に紛れていて、カフェ・ミュザンの隠し部屋にいる。
ラスボスというだけありスタミナも半端なく、通常技だけだと全減らしするのに10分もかかる。
得意とする武器は青いオーラだ。
オーラを投げつけたり、オーラを纏った全身を砲弾にして突進してくる。
クラックズーを倒すとコゼットが無事救出される。
だが、マリウスの通報でかけつけたジャベールが現れ、ヴァルジャンを投獄しようとする。
もしヴァルジャンの徳ポイントが100に達していると、
ジャベールは潔く立ち去り、プチジェルべ事件を無罪放免にしてくれる。
そうじゃない場合、セーヌ川の河川敷でジャベールと戦うことになる。
ジャベールは刑事でありながらも中国拳法を極めており、
気の弾を発射したり、目にも留まらぬ蹴りの連打で圧倒してくる。
投げの間合いもモンパルナスより広く、いつの間にかつかまれ投げハメされてしまう。
ヴァルジャンに敗れたジャベールは自らナイフを差し出し、殺すよう言う。
ヴァルジャンは「君は職務として私と戦っただけだ。君を殺そうとは思わない。さあ行け」と言い残し、コゼットを連れ河川敷を出る。
アイデンティティを喪失したジャベールはセーヌ川に身を投げる。
エンディングはコゼットとマリウスの結婚式だ。
アンジョルラスは革命に向け動き出す。
続編ゲームが6月暴動だ。



