皆さんこんにちはスリジエ候補生 WEST の宇佐美ともえです。
今日は眠れない皆さんのために絵本を読みたいと思います!笑
それでは。「はなよめになったねこ」
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月の綺麗な夜のことです。広場の噴水に水を飲みに行ってきた野良猫のミーシャは、耳をピンと立てました。楽しそうなピアノの音が近くのレストランから聞こえてきたからです。ミーシャが窓から覗くと、若者がピアノを弾いています。
「なんて素敵な人かしら」ミーシャはうっとりと若者を見つめました。
やがて店の明かりが消えて、若者が出てきました。
「やぁ。可愛い猫だね」
ミーシャは嬉しくて


とびはねました。
「ダンスが好きなのかい?」
若者のリズムに合わせてミーシャ はくるくる踊ります。


「さあ、もう遅いから。君も家におかえり。また明日!」
ミーシャはがっかりして若者を見送りました。
次の夜、ミーシャは広場に飛んでいきました。
けれどもいくら待っても若者はお店にも、そして広場にも現れませんでした。「どうしたのかしら」


ミーシャは若者が好きになっていました。
何日かしてやっと出会えた若者はらゴホンゴホン咳をしています。
「今夜は遊べないんだ」
「風邪をひいたのね」
ミーシャは若者が心配でこっそり後をつけました。町外れまで来ると若者は小さな家に入って行きました。夜が明けました。けれども若者の咳はますますひどくなります。ミーシャはじっとしていられず、隣の家に走りました。


「お願いあの人を助けて」
けれどもドアを開けた女の人は、ミーシャに水をかけました。ずぶ濡れのままミーシャは野原へ急ぎました。そこには薬になる草が生えています。
ところが、野原に着いたとき、犬が飛びかかってきたので草は踏み潰されてしまいました。すると傷だらけのミーシャの前に、女神様が現れました。
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続きは明日!