環境法の思い出 | うさぎ式基本書INDEX

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 司法試験の成績が届いたので、それも踏まえつつ、自分がどんな教材使って勉強してきたか振り返ろうと思います。
 あくまで「自分はこうした」という事実だけを「思い出」として振り返るものです。誰かに対して「ああしろ」とか「こうするな」とか言うつもりは毛頭ございません。受け止め方はブログを読んで下さる方々に委ねたいと思ってます。

 前置きが長くなりました。
 まずは、選択科目の環境法です。選択者が少なく(受験者は国際公法に次ぐ2番目の少なさ、合格者も平成28年で88人しかいない)あんまり情報もないので、何か参考になる情報の足しになればいいなあとか思ったり。


勉強方針:
 基本的にはひたすら教科書を読む。司法試験の過去問は、友達とゼミを組んで答案を見せ合ったが、それ以外には特にアウトプットはしなかった。とにかく基本書を暗記する勢いで読みまくった(他の科目ではあまりやらないやり方。環境法は知識で戦える面が強いのでとにかく知識量を増やしたかった)。

使用教材:
環境法BASIC 第2版/有斐閣

¥4,320
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 ベースはこれ。ロースクールの授業の教科書でもあったので何度も何度も読んだ。法制度の内容については、これを精読すれば充分頭に入るかなあと。訴訟の部分については、下に挙げる『環境訴訟法』のほうが分かりやすいと個人的には感じたので併用していた。

環境訴訟法/日本評論社

¥3,564
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 『環境法basic』で足りない部分を補うのに使った。『環境法basic』と比べると法制度の説明の詳細さについては一歩劣るものの、説明がわかりやうすくイメージを掴むのにとても役立った。

環境法判例百選 第2版 (別冊ジュリスト206)/有斐閣

¥2,808
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 なんだかんだ判例も大事ということで一応使った。
 ただ、重要な判旨が引用されていないことも多いので、あんまり重用はしなかった。百選を単独で使うというよりは、『環境訴訟法』を読みつつ、出てきた判例を参照するのに使う、くらいのイメージ。

<七訂> ベーシック環境六法/第一法規株式会社

¥3,996
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 環境法の勉強するときは常に手元にないと困るやつ。それくらい重用した。
 廃掃法など、非常にややこしい法律もあるので、何度も読んで条文に慣れた。

環境法ケースブック/有斐閣

¥3,888
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 ケースといくつかのクエスチョンが載っているタイプのケースブック。解説がついているのでその部分だけ参考程度に読んでいた。そこそこ役立つことがたまに書いてある、くらいの位置づけ。

⑥司法試験過去問

 全部1回は答案にした。というか他に演習教材ないし……。
 『環境法ケースブック』は参考書としてはよいが、演習向きではないなあと感じた。

環境法ガール

 過去問のお供。とてもわかりやすく試験の説明がなされており、「環境法」のイメージをつかむのに非常に役立った。

本試験の成績:
 70点台(上位2%くらい)。
 まさかの1桁順位。これのおかげで総合順位も爆ハネした。