のどかな春の日です
先日来、素晴らしい活躍をしている同級生のお話を立て続けに聞いて、私ももうちょっと人の役に立つ生き方ができたらいいのになあ、と少し落ち込んでいたら
その中の一人が宮澤賢治の「どんぐりと山猫」の話を紹介してくれました
ダンナさんはギフチョウの観察会でお昼はいらないし
ちょうど図書館に予約してあった本もあったし、おにぎり一個持ってポコポコ歩いていきました
児童書のコーナーで見つけてその場で読んできました
山のどんぐり達が誰が一番偉いか争いあって、もう3日も裁判が続いている山猫からの手紙です
そこで一郎さんの判決はこうです
「このなかでいちばんばかで、めちゃくちゃで、なってないようなのがいちばんえらい」
そう言うとどんぐり達はみんな黙ってしまいました
うーむ、そもそも偉い、てなんだろう?
偉くなる必要、てあるのかな?
とか考えながら近くの公園まで歩いていきました
桜はまだ2.3分咲
少し歩き回って見上げれば 満開近い立派な桜の木
その木の下でおにぎりを頬張って一人お花見です
足元を見ると、可憐なイワセキショウ
小さな小さな花
誰に褒められなくてもみんな精一杯咲いています
見上げたる桜の下(もと)のイワセキショウ
立派てなに偉いて何?
遠回りをして家まで帰る途中、こんな張り紙を見つけました
そっかー、別にいいんだ 偉くなくても
「置かれた場所で咲きなさい」
のどかな春の散歩でした