新春美術協会展の受付をしていた時

彫塑の先生のお召し物が、水仙の柄の留袖をリフォームしてドレスに仕立てた物でした

季節にピッタリでとても素敵でした


それから他の書道の先生方も混じって、しばらく着物談議になりました

「親が苦労して揃えてくれた大島のアンサンブルももう着ないよねぇ」

と話されているのを背中で聞いていて

そうそう、私の和ダンスの中にも眠っているわ

と思いました


そうだ、どうせ着ないなら羽織だけコートにしよう❗️

とその時思いつきました




高価な着物に鋏を入れるのはちょっと気が引けるけど、羽織だけならいいか


まず襟を外し、袖を外し、裏はそのままで

何とかコートにならないかしら?

毎日少しずつ手探りで作っていって、やっと完成しました

試行錯誤しながらなので、すぐ解ける様に全部手縫いで仕上げました


色は上↑が一番近い



襟の丸みは袖をそのまま利用して

後は四角いまま





襟部分に使った残りの部分で袖を取りました

ちょっとタックを入れて丸みを持たせました






ボタンは昔おかげ横丁のお店で買って、ずーっと使わずにしまってあった木製の物

材料費0円のコートです

裏も付いているので、軽くてとても温かい



それこそ母親が嫁入りに揃えてくれた着物の方はまだまだ着られそうな柄なので、機会があれば着ようと思います


その母の留袖はお正月の掛け物に




松が明けたので、お雛様までは母のお気に入りだった訪問着のタペストリー



今年も手作り生活楽しんでいこうと思います