ダンナさんの自然環境保護推進員の仕事と私の市民文化財団のお手伝いとでなかなか予定の合わなかった夏休みがようやく取れて

私の希望で岡山、広島、山口の旅に出かけました


まず岡山県倉敷へ

倉敷は大学1年の時、家庭教師をしていた一年後輩の子が志望校に合格したお祝いに二人で行って以来46年ぶりです


3連休最終日で外国人も含めすごい観光客でした





でも私のお目当てはただ一ケ所

ずっと行きたかった大原美術館です



大原美術館は、倉敷紡績(今のクラレ)で財を成した大原孫三郎が洋画家児島虎次郎に収集させた西洋の近代美術を中心に公開された私設美術館です

私の好きな作家原田マハは最初この美術館のキュレーターをしており、その後ニューヨークのMOMAで働いて作家に転身した人です

「うつくしき愚かものたちのタブロー」とか「リボルバー」とか画家や絵画を題材とした小説をたくさん書いています


一番有名なのは、エル・グレゴの「受胎告知」ですが(もちろん観てきましたが)

私が今回見たかったのは工芸館

原田マハも「リーチ先生」で書いているバーナード・リーチを中心に起こった民藝運動の作家達の作品を多く展示しています

濱田庄司、河井寛次郎、そしてもちろんバーナード・リーチらの大らかで力強い陶芸作品が並んでいました

他に棟方志功の版画、芹沢銈介の染色など生活の中に美を見出す民藝の作家が勢揃いです

大原家の米倉を改装したこの工芸館の内装も芹沢がデザインした事をはじめて知りました




とても濃厚な充実した時間を過ごせました


さて次は広島県に向かいました

こちらも以前から是非行きたかった安芸の宮島、厳島神社です

ブロ友の茶々さんがいつも「今日の宮島」と称してご自宅から見える宮島の写真をアップしてみえて、いつか実物を見てみたいと思っていました




2020年から3年半かけて改修された赤い大鳥居がフェリーから見えた時は感激しました



厳島神社に至る参道には鹿がいっぱいいました

ちょうど干潮の時間と重なって、何と大鳥居のそばまで海の中を歩いて行くことができました





普段は海の中に沈んで見えない太い柱の根本まで拝見出来て、大鳥居に直接触ることが出来るなんて本当にラッキーでした



胴回り9.9mのクスノキの自然木

ご利益も増し増しの感じです


もちろん名物もみじ饅頭もいただきましたよ

今はカスタードとかメイプル味とか生もみじとかいろいろな種類があるみたいですが

やっぱり私はオーソドックスなこし餡が好き

もみじ饅頭のあんこの色て、ぬれた鹿の鼻の色にそっくり❗️と思うのは私だけでしょうか?




1泊目は今年G7サミットのメイン会場になった宇品島にあるグランドプリンスホテル広島に泊まりました





朝食のダイニングの大きな窓から眺める瀬戸内の海は本当に穏やかで、太平洋や日本海とは違った日本の自然の美しさを堪能しました


二日目は山口県に進みます  

 つづく