ユメで聞こえる夜空の歌
夜空色(あお)の人が口ずさむ
伏せた睛(ひとみ)のその奥で
静かに夜空(そら)に染まっていく
「妖精の睛(め)を見てはいけない」
定めなのだと 理解(わか)っていても
見つめられたい 見つめていたい
初めて腕を伸ばした
この想い 形なくとも
夏の夜のユメだとしても
千切れるほどに 痛む胸から
噴き上がるユメの碧
伸ばした腕の虚しさは
「夢(ユメ)は無(ユメ)」と言うようで
攫めないのと知ったなら
この夜空(そら)全て染めあげたい
「この歌ももう聞けないでしょう」
変えられないと 理解(わか)っていても
見つめられたい 見つめていたい
初めて睛(ひとみ)開いた
永遠のユメの夜空(そら)よりも
一夜のユメを 見られるのなら
真夏の夜空 染めたい色は
噴き上がるユメの碧
瞼の裏 碧に染めて
覚めることの無いユメを…
願えるのなら
ユメの中であの歌を 歌わせて
この歌も 胸の痛みも
夏の夜のユメなのでしょう
妖精の睛(め) 溢れる粒は
噴き上がるユメの碧