おかえり。公園の片隅、木下の茂みの一部が木漏れ日にあたってキラキラとしていた。日常の、何気ないこの光景かもしれない。でも、私はこの光景に出会った瞬間、心がはずむ。「キラキラしてきれい」単純だけど、その時の気持ちには一切の邪念がなく、ただだだ、発見した喜びだけ。そうやって私は時々、本当の自分に帰る。おかえり。そうやって本当の自分は、帰ってきた心を迎える。