今日は本当に寒かったですね
積雪で心配しましたが
生徒ちゃん、ちゃんと全員レッスンに来てくれました
最近、ブログを通してたくさんの優秀な先生方と出会いました。
ピアニストさん、作曲家さんもいらっしゃいます。
そして、皆さん私のことも「優秀な先生」のようにおっしゃってくださいます。
とても有難いことです。
でも。。。
私は本当に優秀ではありません。
ピアノの技術や理論の知識・理解力が
本当に足りません。
教えることに関してだけ
すこ~しだけ自信があるかな。
人とコミュニケーションをはかるのは得意かも!
皆さんが「えらい」って言ってくださること、
すごく嬉しいのですが・・・
私は皆さんのような実力がなく
知識も足りないから
この年齢になってまで大学に通っているわけです!
私は元々ピアノが上手な生徒ではありませんでした。
フツーの府立高校に通っていた私!
ピアノは続けてはいたけれど、遊びまくっていました。
皆さんはきっと高校の時などはピアノ・ピアノの日々だったと思います。
高2の春にピアノのA先生に「音大ってむすかしいですか?」
って何気なく聞いたとき・・・
先生が血相を変えて「あなた何言ってるの!!!今から音大行きたいってムリよ!」
と言われました(笑)
「そうですかぁ・・・」
「でも本気に行きたいなら、K先生に一度聴いてもらいなさい。
K先生がいいとおっしゃったら、イケるかもしれないわね!」
「はぁ・・・」
A先生は東京の音大出身で
大阪の音大に進める生徒は
K先生のレッスンも受けるようにすすめられていました。
そして私はK先生を訪ねました。
引き下がれなくなっちゃってた!!!
K先生は私の演奏を聴いておっしゃいました。
「 ハッキリ言って今のままでは難しいですが、
人間できないことはないと思うのです。
あなたが本気でピアノに向かうのなら、私は一緒にがんばります。」
先生のお言葉に撃たれた私は
「はい、がんばります!よろしくお願いします」
一応50番やってたのに・・・
チェルニー30番の1番から全部やり直しさせられました。
周りは優秀な生徒さんだらけです。
年下の子が私よりず~っと上手!
なんでこの世界に来ちゃったんだろうって
何度も思いましたよ。
でも音楽が好きで、
K先生に褒められたくて必死でした。
私はどうにか音大の短大に入学することができました。
その春休みに弾いてた『悲愴の第二楽章』
K先生に初めて褒められた思い出の曲です。
という訳で
もうおわかりですよね!!
私は本当に劣等生のまま先生になっちゃったんです
優秀な生徒が来たら、優秀な先生に渡そうとか安易な気持ちで!!
でも先生をやればやるほど奥が深いし
自分の不誠実さを反省し
レッスンもずっと受け続けてはいますが
この歳になって
まだまだできてないことだらけ(涙)
私は優秀な先生たちに少しでも近づきたく
必死で勉強・練習している生徒さんと同じです。
(そんなこと言うと私の生徒には悪いですが・・・)
歳は同じくらいでも
ピアノに向かってきた時間・音楽にかけてきた時間が
私は皆さんより断然少ないと思われます!
だから、今も勉強してるのは
ごく普通というか、かなり遅いというか・・・・
手遅れじゃ??って言わないでね
なのに~
皆さんは、ずっと貯蓄もあるのに
現在もすごく努力されている・・・
やっぱり若い時に努力した人は違いますね!
あ~そう考えると
もっとあ~しとけばよかった・・・
なんて小学校くらいからやり直さなきゃいけない!
それは悲しすぎる!!
みんなより遊んじゃったんだから
それはそれ
よし!もっとがんばらなきゃ
これからも優秀な先生方からの
暖かい励ましのお言葉を募集中で~す
今日も私のなが~いボヤキにお付き合いいただき
ありがとうございました
明日も今の自分の力を振り絞って
レッスンに臨みたいと思います