悪 | さらばうさこキティミュージカル〜ダンスはスンダ 一期一会 最後の聖戦編〜

『正義』を読んで感想をくれはりましたみなさん、まりがとぅございます。

さまざまな意見がありましたね。



さぁ、この作品を通して、うさこはみなさんに何を伝えたかったのでしょうか?



これが単なる作り話と想われては困ります。

みなさんを楽しませる方法や、笑顔の法則をうさこは知っています。
だから、この『正義』をお届けしなくても、いくらでもそれは実行できるのです。

では、なぜ『正義』は創られたのか?


わざと最後をおもしろおかしく表現しましたが、それはうさこなりに自主規制をかけただけのことです。


①と②のままだったら、ヘビィすぎて辛いでしょ。



でもね、こんなことは世の中にいくらでもおこっていることなんです。


イジメ・暴力・モラルの低下


随分と悲しい世の中になってしまったものです。



①と②を読んで、恐怖に震えなかったのなら、あなたのなかの常識もブレ始めているのかも?



もちろん昔からイジメはありました。


自分より見劣りする者を、
ダメ
出来ない
不良品
と評価してしまうからでしょう。

人間はコンプレックスの塊です。
だから自分より見劣りするものがあることに安心してしまいます。

でもそれは、安心ではなくて逃避です。

自分磨きをすることを忘れ、弱者の上にあぐらをかいた逃亡者にすぎません。


自分意外の人と比べるのはいい。

だけど、自分を正当化するために、自分の努力することから逃げてはいけません。



それから『正義』では、給食費の問題も取り上げています。

最近は、特別な理由がないのに、給食費を払わない親が増えている。

こんなのバカげているのもほどがあるでしょ。


しかも払わない理由が、
払ってない人が他にいるからとか、
払わなくっても給食食べさせてくれるから、
なんて、子供でもそんな言い訳しないようなことを平気で言っている。

そんな人達は外で食事をした時、家は貧乏だから払えませんと言って払わないのでしょうか?


義務教育の学校だからといっても、食事を出してもらったらその代金を支払う。
当然のことですよね。


払えるのに払わない。
逃げ得。

それで迫られれば、ぢゃぁうちの子には給食出さなくてもいいです。

そんな状況、自分が味わったら堪えられますか?

みんなが食べているのに自分は給食がないなんて……

ましてや、それを我が子になんて……


ありえないです。

壊れてますよ。



ちょっと話は飛びますが、
運動会等で順番をつけないで、なんて親が抗議する……

これもバカげた話です。


子供の発育時期にそんなのっておかしいです。


みんな1位になりたいからがんばるのでしょ?

悔しい想いをするからこそ、ひとつでも順位があがるように、次がんばるのでしょ?

1位の子だって、次も1位になりたいからがんばるのでしょ?

負けたくない目標があるから努力するのです。

最近の無気力な世代を生み出したのは、間違いなくそういったことです。


このままなら、日本から優秀なスポーツ選手は生まれなくなるでしょうね。

スポーツで培った経験、
自分で汗を流して、
苦しくても立ち向かった経験は、
その後を生きる人生において、もっとも大事なものですよ。


こちらの理由も、
順位を決めるとかわいそうだからとか……

そんな貧相な考えしか浮かばずに、強引に掛け合って実行してしまう……
そんな人自身の方が、うさこはかわいそうだと想います。


だったらテストで点数をつけたり、学力の順位をつけることも同じでしょ?

それなのにそっちは取やめにはならない。


うちの子はバカだから、順位が低いとかわいそうだから、順位なんかつけないでっとはならない……

おかしな話です。


順位があるってことは、向上心をもつことができる場です。
自分磨きができる場です。努力することができる場です。
苦しくてもがんばることができる場です。


それを奪っているのは、大人になりきれていない大人の、勝手なわがままではないでしょうか?




そしてモラルの問題。


自分がしなくても、誰かがしてくれる。

だから自分は知らぬふり。

自分が招いた種であっても、他人まかせ。

というより、自分の後始末を誰かがしてくれていることにさえ、気付いてないとても残念な人もいます。


ポイ捨てとか、その後におこることに、何もプラスになるようなことは何もないでしょう?

自分さえよければ、後はどうでもいい。

不道徳の塊です。


自分ががまんすれば、
自分ががんばれば、
自分意外の誰かを幸せな気持ちにさせてあげられる。

そういった気遣いが人間の成長になるんぢゃないですかね?

それが、わびさびのある、美しい生き方なのではないですかね?






『正義』では、パパを登場させることによって、全体をオブラートに包みました。


でも実は、主題はここにあるんです。


悪魔は悪いことをするから悪い?

いいや違います。

何が正義で
何が悪かは、
価値観や思想に左右されるものだからです。


誰だって、
人の金品を奪うことや
人の命を奪うことは
やってはいけないこと。

それは犯罪であり、悪であると分かりますよね。


でも……


視点が変われば……



みなさんは、
ルパン三世や
キャッツアイ
北斗の拳に
シティーハンター
その他にもいろいろありますが、一度は観たことありますよね。


その主人公達は、金品を奪ったり、命を奪ったりもします。

でも、悪としてとりあげられはしないですよね。
行動は悪でも、主人公達の活躍に心躍らせ、応援さえしてしまう。


ね?


正義と悪の境界線なんて曖昧なものなのです。



では、
天使とは?
悪魔とは?


うさこは、まじりっけのない純度100%の存在だと想います。

持っているものが、プラスであるか、マイナスであるか。
違いは、ただそれだけなのです。
どこまでいっても、純粋な存在なのです。
逆に言えば、少しでも不純なものがあると、天使にも悪魔にもなれません。

疑ったり、嫉んだり、嫉妬したり、人間には到底なれるものではないでしょうね。



『正義』を読んでマジックにかかってしまったあなた。

パパだって、例外ではないのです。

みなさんはパパが亜美ちゃんの体操着を盗んだ。

と想いましたね。


でも、真相は、


亜美ちゃんのことを好きな、剛と強史が勢いで盗んでしまったものの、その処理に困って、まさよしのパパの耕している畑に捨てたのです。そして、犯行が明らかになるのを恐れて、まさよしに罪をきせたのです。

パパは、棄てられたものでも大切に使う、エコな悪魔なんです。


またひとつ、人間の悪行が明るみにでましたね。



しかし、お話に出てくる通り、悪魔は人間を食べます。

やっぱり、悪魔は悪いぢゃないか?


果たしてそうでしょうか?

人間だって、牛、馬、豚、鳥、それ以外の様々な動植物を食べて生きています。
まだ息のあるものを殺生して、命を奪ってまで、自分達が生きるために食べるのです。

だったら、悪魔が人間を食物にしても何も文句は言えませんよね。


人は見た目で何でも判断します。

人と違うもの、
異形のものは、
嫌われ、
排除されます。


いったい何様なのだろうか?

人が一番の存在だなんて自惚れが、人類を滅ぼす最大の原因になるであろう。




それでは、何を信じて生きていけばよいのか?




自分を信じなさい。
自分を愛しなさい。
自分を持ちなさい。



この世で絶対無二の存在。
それが自分です。



でも、努力しない自分はダメです。
向上心をもってない自分はダメです。
創造しない自分はダメです。


自分のやるべきことをきちんとやり、足りない所を補おうとする。
そうあろうと努力し続ける。

そんな自分を信じなさい。

自分なりの正義をもって。

おのが信念の旗のもとに!!!





そんな真実や、思想や、想いが分かった上で、


ほんとは怖い童話


『正義』


を、もう一度読み返して、自分の問題点に気付くといいでしょう。



ぜひ、お子さんや、愛しい人達と、話し合ってみてもらいたい。



何が正義で
何が悪かは、


自分の目で見極めるのだ!!!




では、また
地獄で魔王ΨΨΨ


ムフェハハハハハハ………
フフェハハハハハハ…………………