女形
みなさんは女形と聞いて、どんな事を想像するでしょうか？
男性が女性を演じるなんて気持ちが悪いですか？
しかしこれにはちゃんと理由があるのです。
それは演じて魅せるという意味で、女性よりも女性らしくたち振る舞えるからです。 演じるという事は、誇張されるという事なのです。
分かり易く例えると、モノマネをするとき、本人の特徴を誇張する事でアクセントをおき、似てると思い込ませるでしょう。それはモノマネされる本人には、自分の中で自然な事をやられているから分からないんです。
それと同じで、我々女形役者は、女性が普段意識していないレベルでの女性らしさを演じるわけです。それにプラスして、そこには自分の思い描く理想の女性像を(実際にはこの世に存在しないようなレベルで)演技に乗せてくるので、本物の女性よりも女性らしく動けるのです。 これは女性差別とかで言っているのではないですよ。実際、女性に女性を意識されて動かれては、到底我々は勝てませんから。
我々女形役者にニーズがあるのは、一つの役を演じる前に、さらにもう一つ女性になりきるという役作りが課せられ、二つの役作りが同時進行でおこなわれるからです。ですから一瞬たりとも気が抜けないんです。これが女性自身であれば、自分が女性だから女性であろうとする努力をしないですみますよね。そこが女性の演じる女性と、男性が演じる女性の違いなんです。だから女形は、金太郎飴のようにどこを切っても女性でなければなりません。 ほんのちょっとも気が抜けないプロの世界。それが女形という職業なんです。
女性のみなさん、自分が女性であるという事に甘えず、常に自分の理想を演じてみてください。必ずあなたのラブパワーは上がります☆☆☆ 人間、意識をもって動く事で、大きなチェンジを生みます!! 大好きなあの人を振り向かせるのは、意外に近くに転がっているのかもしれませんよ♪
チェンジ!! 女子力ё