<視覚以外の5感を感じる体験施設へ行ってきました>
健常者にとって、視覚はとても重要。
私も髪色を染めるなど、見た目を意識した生活を送っています
そして暗闇を体感しようと目隠をしたり、目を閉じたとしても
薄ら目を開けたときは光をわずかばかり安心することがあります。
今回の体験はそんなすぐには光を感じることはできません。
目を閉じても開けても漆黒。真っ暗闇の中の世界を
誘導員さんの指示の元、参加した人と一緒に体験する。
そんなIN THE DARK(ダイアログ・イン・ザ・ダーク)プログラムへ参加しました。
そんな今回は見えない不自由さ、視覚のありがたさ
コミュニケーションの大切さ。
いろんなことを感じたので忘れないうちに記載します。
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はじめに。段々と明かりが消え、それとともに暗闇に対しての実感が湧き
少し恐怖を覚えます。
今回参加したメンバーは同じ今回マインドフルな状態でビジネスをしよう!
と言った講座を受けているメンバーと初顔合わせしながらの体験
Zoomで話したこともある人もいればそこまで…なメンバーもちょっと不安…
ここでのわたしの恐怖は光がなくなることよりも
メンバーの名前がみんな言えるか、うまく暗闇でコミュニケーションが取れるか。
呼べなくて、連れていけなかったり、自分のせいでプログラムの進行が遅れたり、
つまずいたら嫌だ。と思ったのが暗闇になってから
自己紹介を終えたあとの不安を覚えてたはじめの感情の感覚でした
その不安は数分後、現実として現れます笑
私のはじめの歩く順番は3番目。
前の人が先を行き、2番目の人も歩き、ハテ、、、
私はどのタイミングで進めばいいんだろう…と不安がピークに。
さらに後ろの人はどのタイミングで呼んだらいいんだろう…と
さらに不安になっていました
そんな中指示があり、私が進み始めた頃、後ろから
「もう出発してもいい〜?」といった声が。
このとき、自分の中でハッと気づくことがありました。
うちに秘めている言葉もしっかり口に出すことが大事な意味ってこれ。…っと。
不安になりすぎていたり、自分が思い詰めるとまだまだ言い出せないんだな。と実感。
しかしその不安もいろんな対話をメンバーと話して協力するようになったり
そこから自分で声がけもできるようになり…最終的には私が一番主張が強意図言われるほど…笑
アテンドさんにも確認しながら、
少しずつぎこちないながらもだんだんと
はじめに感じていた不安は薄れていきました。
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そうすると今度は違う不安に襲われます。
今回、この体験ではテーマに沿って部屋の内装が異なるそうで
「能登の夏祭り」といったテーマで進むに連れ
ゴツゴツした岩場や、芝生、砂利道。といった
足からの感覚やヨーヨー釣りやサイダーを飲むなど
目の見えない中での5感を場面場面でしっかり感じられるプログラム。
身長が167cmと割と女性にしては大きめな位置にいる私は
日常で、天井や上にある障害物にできるだけ当たらないよう頭を下げ、丸まった姿勢で進んでいることを思い出し、途端にその場の空間がどのくらいあるのか途端に怖くなってしまったのです。
というのも、ちょっとした木の道を進むといった
体験をしている最中に、自分の右上から枝が垂れていることに気が付きます。
位置的に顔に当たる位置で目にあたって怖い…!と感じたのがきっかけ。
その後顔周りになにか当たることはなかったのですが
そこから数分、距離をある程度進んで自分気が他のところへいくまで
身をちじこませながら歩き続けます。
お陰で肩の硬直がさらにひどくなりました笑(それだけ周りに気を配り、注意のアンテナを張っていることに気がつく)
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そうしてだんだん場の空間にも慣れてきた後半。
アテンドの人が同じ暗闇なのにすべての空間を把握してみているかのように
スタスタと移動し、準備を暗闇でもすすめ進める姿(形や情景はもちろん見えていないけど)
その場でしか感じられない。
ほんとに不思議な感覚ではじめは怖かったにも関わらず徐々に慣れていっているんだとか、人間の適応能力にも気付かされた90分の感覚でした。
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そして最終、みんなで今回の感想を軽くシェアして
光が見えた瞬間。嬉しい反面、視力が落ちてしまった方、もともと色や形を視覚で体感できない方へ見せてあげたい。といったおこがましい自分の欲がでて軽く涙しました。
と同時に、自分の体を5体満足で産んでくれた母、それに対して自分を傷つけた過去。
いろんなことを踏まえてもっと前向きにシフトチェンジして生きたい!とさえ思えた。
この体験、この感覚を忘れずに、大切に思いながらまた日々の生活を送って行けるようにしたい。
改めて今の日常、様々なことができることへの感謝。
そんな想いを込めて今回のレポを終わります。
あなたも今の自分を大切に、ね。
今回の体験はこちらからできます。↓
本日体験して…
自分の好きだった感覚
・手は肉質感(厚み)があって柔らかいのが好き
・忘れずにみんなが覚えてくれていた感覚(名前をすっとためらいなく呼んでくれたり)
・変に取り繕わない(香水とかつけていない)素の身体の状態の匂いがかげて、
・声をかけたらすぐに返答がもらえる感覚
・距離が割と近めがすき
・元気でハッキリもの事を伝えてくれるのがすき(ただ指示は割と大雑把で居場所がわかったら私から聞きたい人だとわかる)
この好きも大事にしていきたいな。