生まれた時から我が家には仏壇がありました。
11月26日は兄の命日です。
両親は次男次女なので、いわゆる本家でご先祖様を守っていかなければならないというわけではありません。
それは2歳で亡くなった兄のためのものでした。
私が生まれる前の出来事だったので、出会うことなく、兄妹げんかも知らず育ってきましたが、物心ついた時には何かおみやげをもらったり、お中元やお歳暮をいただくと、
「けんちゃん(お仏壇)にあげてくる」
というのが、深く考えないまま習慣になっていました。
まだ見ぬ兄との接点らしきものはそれ以上でもそれ以下でもなく、スピリチュアルなものには鈍感な方ですが、何度も九死に一生を得たことで(車に轢かれそうになったり、実際に轢かれたり、運転していた車が横転したりしてもほぼ無傷)、見えない力に守られているのかなあと、その度に不思議な気持ちになったものです。
話は変わってつい先日、生まれて初めて手相を観てもらう機会がありました。
それも学生の頃からananに登場していた日笠雅水先生。
5分でワンコインというお手軽なものですが、限られた時間の中で、優しく、でもパッションを持って、背中を押されるような貴重な時間となりました。
いきなり芸術家の手相と寸評されびっくり(笑)
そして3人分の人生を生きていると言われ、さらにびっくり。
何せ5分なので、誰の分なのかまでは突っ込めませんでしたが、その瞬間、なんとなく兄のことを思い出しました。
11月26日は兄の命日です。
お経をあげてもらいながら、兄のことを記しておこうとふと思い立った、今日はそんな1日です。


