榊原温泉を後にした御一行様は 京都へと

 
30000系  VISTA CAR が その気になって走れば90分も掛かりません
 
♬ ♬ ♬ きーん きーん 近鉄ヒュー
 
      そらきた2階の電車
 
      きんてつ  とっきゅう
 
 

 

 

 

 

 
 
日本武尊 も近鉄特急があれば いかに楽な旅であったか
 
御一行様は 京都へと乱入されました
 
何故 奈良を素通りして 京都へと来たのか
 
日本3大祭り の一つである 祇園祭 に向けてです
 
今年は 7月17日(前祭り)と24日(後祭り)に 山鉾巡行が行われます
 
京都の街は 一ヶ月前から 祇園祭一色になると言っても 過言ではありません
 
 
 
 
 
 
何時 撮影しても 同じ   変わった方が おかしいのですが
 
 
 
 
 
榊原温泉を出て 大和八木 からは連絡線を通り 橿原線に入り
 
大和西大寺からは 京都線となり 終点の京都へと
 
京都は ミミの故郷です
 
奈良は日本の歴史   京都は日本の心
 
でも その京都人の 「腹は黒い」
 
京都では 食事の最後に 「ぶぶづけ」 が出されますが
 
 ”ぶぶづけ お代わりどうでっか”
 
2杯目まではともかく  3杯目になると とたんに嫌な顔をする
 
これをもって 京都人は 腹が黒い と言っていたのんがおったのですが
 
うさ子    普通 3杯も喰う いやしい奴 どこにおるんじゃ 尚孝!!!
 
  と 大阪には 食い意地の張ったんがおるんですわ
 
 
うさ     師匠 今年ももう こんな季節になったんでんな
 
うさ子    ホンマじゃのう 一年など あっという間に過ぎるのう
 
  そうです 今回の16周年記念のスタートは昨年の9月でした 間もなく1年です
 
れおん      でも 今回の京都編は いつもと違いますよ
 
ミミ     そうですよ 愛桜さん と 美柳さんの 一生一度の門出 なのですよ
 
愛桜     ミミ お姉さんには いくら感謝しても しきれませんよ
 
美柳     今回の 晴れ姿 お母さんにも見てもらいたいですよ
 
はな     見てもらえるんとちゃうか
 
うさ     そうじゃ 一生一度の晴れ舞台  やしな
 
 
で その頃ごまは山陽新幹線 博多行き のぞみ の中
 
 本日も 山陽新幹線 ご利用頂き 誠にありがとうございます
 
 のぞみ号 博多行きです 
 
 長らくのご乗車 お疲れ様でした 間もなく小倉です・・・・・・・・・
 
ごま     もしもし お母さん ごまです 今 小倉に着きました
 
       これから 乗り換えて 別府まで帰りますから  
 
                     はいっ 宜しくお願いします
 
  そして 源三も
 
 福山 福山です 新尾道 三原 東広島 へは あとの「こだま号」 にお乗り換     え下さい
 
源三    しかし うちの娘が 舞妓 なるなんて言うたら 
 
                  カンの奴 腰抜かすやろな
 
  福山からは 「こだま」 に乗り換え三原まで 三原からは 呉線に乗り換え         忠海へと
 
 
 
 
 
 
 
 
忠海港からは ホワイトフリッパーで 嫁の待つ 大久野島へと
 
 
 
 
源三     あーー  あれは懐かしの 第二桟橋 や

 

 

 

  でも  第2桟橋は 通過
 
     あれに 見えるは 大久野島灯台
 
 
 
 
♬ ♬ ♬   おいら岬の灯台守は 妻と二人で
 
        沖行く船の 無事を祈り
 
 
  灯台守の源三は 第1桟橋へと  第一桟橋からは
 
 
 
 
 
ビジターセンターが 眼前に広がります
 
 
源三    わしじゃ  ボスじゃ 親方が帰還したぞ
 
  でも 誰 も出てこない  これほど寂しい事はない
 
源三    ありゃあ 皆 カラスの餌食にでもなってもうたんかいな
 
  うんにゃ  大久野島は 余りにも有名になり過ぎて
 
  観光客から 一杯 ご飯を貰うので 
 
うさぎ    食後の  昼寝じゃ 昼寝じゃ
 
  野生の敵は人間  でも  ここは国立公園  おまけに ウサギ は可愛い
 
うさぎ    敵は カラス と トンビ 空からの来襲だけ 気を付けんとな
 
  でも 最近は イノシシ も出るそうな
 
源三     いずれ 休暇村のメニューに ぼたん鍋 追加されるのと違います
 
   いつもは うさっ娘軍団一党が 雪崩れ込むのですが 今回は源三のみ
 
カン    あの宿六  大王崎に集会に行ったんは ええけど帰ってきよらんがな
 
  ボスとは名ばかりで 誰も出向えてくれない現実
 
源三      こんなもんしょ  所詮くいぶち減らしの身やもんな 仕方ないですよ
 
   全国の男の悲哀を一身に受けている 源三さん
 
源三     ただいま  今 帰ってきたで
 
カン     こりゃ 宿六 いつまで 灯台守の集会 あったんじゃ
 
源三       ちゃうがな お母ちゃん 大王崎で 師匠と一緒になったんや
 
カン     そうかいな うさ子師匠とかいな  それで娘達は元気にしてたんか
 
源三       その話やけど  今から京都へ行くで
 
カン     何や 唐突に 京都てか
 
源三       そうや ミミさんのはからいで 凄い事になったんや
 
カン     どうしたん
 
源三      ミミさんが面倒みるからてな  舞妓になったんやがな
 
カン      な な 何やて あの島娘が 舞妓てか
 
源三      そうや上の娘は 愛桜(ありす) 下の娘は 美柳(みゆう) てな
 
        鴨川の 桜と柳にちなんだ 名前までつけてもうて 
 
                    祇園祭で披露してくれるんやで
 
カン     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
源三       お母ちゃん 大丈夫か
 
カン       オッサン  わしゃビックリして 腰抜かしてもうたわ
 
源三     どうや  こんな凄い話 無いやろ
 
カン     ミミさんが お姉さんになるんやろ 
 
                     神様のおぼしめし以外 何ものでもないわ
 
うさ子    そうじゃろ  八坂神社 といえば 素戔嗚尊じゃ  安心せい
 
天照大御神  スサノオもたまには 粋な計らいするやんか
 
うさ子    お姉ちゃん 僕も神やねんで  大国主命も僕の直系やねんで
 
カン       あれっ 今 うさ子さんの声がしたような
 
うさ子    天からの声やで
 
 で その日のうちに 源三 と カン は京都へと
 
 
♬ ♬ ♬    ありがたや ありがたや   新幹線は有難い
 
         世界に冠たる 新幹線  JR万歳 !!!
 
 
 
 
 
 
別府に帰郷した ごま は うさ子から一大使命を受けていたのです わい
 
ごま     お母さん 無理言うてすみません
 
おかん    これが 別府温泉の為になるんやったら 一肌脱ぐで
 
うさ     あほか  死にかけ 誰もババアの裸なんぞ見とうも無いわ ヴォケー
 
おかん    こりゃ アホうさ 今 何ぬかしたんじゃ
 
ごま     お母さん 空耳と違いますのん  もしや きたんですか
 
おかん    そんな心配するんやったら ごま あんたが早よ 跡継ぐんやで
 
  で 何で別府なんじゃ
 
  温泉組合の 親分である おかん  
 
おかん    おまん等 ミミさん 覚えておるやろ
 
  前回 は非常にお世話になりました
 
おかん    それでな あの時一緒におった 娘がな 舞妓になるんや
 
  それは 目出度い事でんな
 
おかん    別府温泉を挙げて 応援する 文句はないな
 
  大女将さんの ご意向ならば  御意でっせ
 
おかん    温泉紹介もしとるそうやし 別府の顔になってもらうで
 
 これが うさ子の 別府温泉プラン
 
 別府温泉を挙げて 愛桜 と 美柳 を応援するのです
 
ごま    将来は私と一緒になって 別府温泉を盛り上げるのですよ
 
 
  おかん と ごま は 別府温泉国際観光港 から フェリーで大阪南港へ
 
  地下鉄を乗り継ぎ 天満橋からは 京阪電車で 祇園の玄関口 祇園四条 へと
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

 これは 京阪がまだ地上を走っていた当時です

 

 鴨川べりの 桜  川端通の 柳  が美しいです

 
 愛桜 と 美柳  愛くるしい桜  美しい緑の 柳  京都・鴨川・
 祇園そのものの名前です
 
 京都 祇園 に集まった面々
 
うさ     何じゃ 死にかけ おまんもおるんか
 
おかん    こりゃ アホうさ 
 
       アホはアホなりに 人様に迷惑かけんと 生きてきたんか
 
うさ     クソ婆 元気にしとったんか  死ぬ時は ポクッ っと逝くんじゃぞ
 
   と いつもの事ながら えらい会話をしています
 
    この後は 八坂神社の紹介 と うさっ娘の物語 となります
 
  次回からは 八坂神社の紹介を致します
 
 
 
それじゃあまた逢えたらいいね
 
             うさうさ  うさ子