父姉から送られてきた古い着物。母が「お前には地味だから」と捨てようとしたのを阻止したものたち。地味って・・・おかーさんったら四十路の私に、いつまで可愛い色が似あうと誤解しているやら。母の脳内では、2~30代の若々しい私の姿で時間が止まっちゃってるのかもしれないですねえ。数年に一度しか会ってませんもんねー。
①枯れたウグイス色、って感じの紬に遠州椿のポイント柄。遠州椿は私も好きなモチーフだけど、何だって葉っぱをこんなに立てて描いちゃったんだ・・・もっと横にまっすぐ広がる葉っぱでしょ?アレ。むしろ「ずんぐりした蝶々」みたいな、4つの丸が並んだイメージ。
柄そのものの大きさも相まって、チューリップ感が半端ない(;´Д`)
色は良いのに、柄が可愛い過ぎて何だかアンバランス。渋い地色に小さな椿がちょこっと、ならまだしも、手のひらより大きなチューリップ(笑)があちこちにあるんだもの。こ、これは着れない。残念(;´Д`) 端切れにしちゃいます。
椿を拡大。いっそバッグとかに仕立てちゃった方が、この大きな椿を生かせる気がする・・・。
②カラフルな紬。抽象的な柄はまるで北欧ファブリックのよう。(個人の感想です)
うーん、苦手な色と柄(;・∀・) 端切れにしても使うかどーか。裏地なら良いかなあ・・・いや、使わない気がする(;^ω^)
拡大するとこんな感じ↑。大島みたいな手触りと光沢があるけど、大島っぽくない気もするし・・・何だろう?謎。
③↓大島。グレー・青・エンジ・緑・黒と色んな色が入ってるから、色大島ってことでOK?
遠山と、それが水面に鏡映しになってる模様が織り出されてます。
拡大すると、きれいな手裏剣型。一元式ですね。グレーの細かな千鳥格子の地紋にも見えて、意外にモダンな雰囲気です。
千鳥格子柄の紬!って考えたら、何だかとっても愛おしくなってきました。この色合いの紬も持ってないし、捨てるには勿体ない。
なので、あちこちに酷い染みがあるんですが、何とか洗ってみることにしました。(染みの箇所が多すぎて染み抜き代が跳ね上がること必至なので、悉皆屋さんには出さない)
袷の着物なので、経年劣化により裏の羽二重がヤバい変色を遂げています(;´Д`)古着屋にも出せないわこのコンディションじゃ。
八掛は淡い小豆色。うーんご年配用。よし、剥がそう。
袷をほどいて裏地をぜーんぶ引っ剥がして、単衣に改造することにしました。画像左は外した掛け襟部分。ファンデーションや皮脂汚れで、かなり黄色く薄汚れています。
まずは掛け襟だけをお洗濯。重曹+カラー用漂白剤のペーストを作り、汚れ部分にブラシで塗ってゴシゴシ&数十分放置。
すると、かなり汚れを落とすことが出来ました♪実験成功!!
これに気をよくしたので、襟の部分を全部外して、裏地を完全に取り去りました。(襟を外すと後が面倒なのだけれど、一緒に縫ってあるのでどーしても外さないと、裏地が外せない・・・)
この時点でざぶん!と洗ってしまいたい衝動には駆られますが、折り目や縫い跡が分からなくなってしまうと、後で縫い直す時に厄介。なので、とりあえず外した襟を洗い、上下左右を逆さに、着物に縫い付け直します。薄汚れてた部分が内側になって隠れるように。
本当は着物本体の上前(めっちゃ染み汚れ付いてる)と下前を逆にして、本格的に直したい・・・けど、私にそんな腕前は無いので(@_@;)そのまま。
着物本体の縫い代部分を全て三つ折りにしてくけ縫い。単衣ってこれが意外と手間なんですよね。袷よりも縫う量が多くなるのはこの所為。
空き時間に少しずつ縫っていったので、2週間くらい掛かりましたかね。襟をつけるのに一番手間取ったかな。図書館で何冊か和裁の本を借りて読んでみましたが、やっぱり難しかった・・・でもちゃんと力布も付けましたよ、えっへん(;^ω^)
縫い上げて、ようやくお洗濯。
部分洗いだとその周辺に輪染みが出来てしまうので、丸ごと洗う方が良いのです。汚れ部分に重点的に重曹ペーストを置いてゴシゴシ。毛羽立っちゃうかな?と思われる方も居るでしょうが、「まあ、大島は堅牢だから大丈夫!」という絶対的信頼感の下に豪快に洗ってます。結果、ぜんぜん大丈夫なんです。ホントに凄いや大島。
部分洗いの後、バケツに水と色物用漂白剤を入れ、そこに浸してしばらく放置。30分くらいでしょうかね。水が少し黒ずんでましたが、色落ちの程度としてはごく僅かです。むしろこんな効力な液に漬けてるのに平気な大島って・・・ヤバすぎる。
お風呂場でざぶざぶ流し洗い。そして仕上げにリンスを溶かした水に浸し、軽くすすぎ洗い。そのまま浴室に陰干し。
ある程度生乾きになったら、アイロンがけ。
おお、なんということでしょう。
あれだけ薄汚れて黄ばんでいた大島に、光沢が蘇りました!!(ビホーアフター風)その画像はまた後日(まだ乾かし中なんで)。



