連日猛暑日が続いておりますが、このままでは薄物の季節が終わってしまいます(;´・ω・)
なんとか数回は薄物に袖を通して、外に出てみなくてはっ・・・!!ということで、ちょっと頑張ってみました。今日は35℃でしたんで、スマホのお天気情報によると体感温度は40℃近かった模様です。うひー。
まず襦袢。
綿の高島クレープに、袖部分は薄い綿生地。これだけだと脚がスケスケなので、東レのさららビューティ、とかいうステテコを買ってみました。
上は補正用の手拭いを挟むためにタンクトップを着て、下はステテコ。その上から長襦袢を着ます。
半襟は袖部分と同じ生地。綿ローンよりも薄い感じの白生地に、ところどころレースっぽく穴が空いてたり、チェーンステッチで描かれた植物柄、のようなものがプリントされています。
↓コレコレ。これが袖。(過去記事画像より)
今回は袖と半襟を友布にしてみたのでした。
でもねえ、やっぱ綿なのでアイロンかけても即くにゃっ、となっちゃうんですわ。
画像右をご覧くださいませ。とっても袖口が不格好(;´Д`)
今度着るときは、スプレーのりでもかけてアイロンしてみましょうかねえ。
外出後に撮ったので、既に着崩れてますか(@_@;)
コスモスピンク紗着物に、万寿菊の紗帯。こーやってライトの下で撮影すると、まだまだ黄色いですな。
暗く陰になる部分は緑がかってるので、色が全体的に緑がかった事は間違いないようです。相対的に派手な黄色みが減少し、着用し易くなったかもしれません。怪我の功名・・・と言えるんかなコレ。
帯揚げは淡い黄色の絽。画像だと色が飛んじゃってますけど。帯締めは夏用の黄緑。これも左右の画像で全然色合いが違って見えますわね。
着付けて、下の子をお迎えに行くだけの「ちょっとそこまで」な外出だったんですけど、いろいろ勉強になりました。
ウインドーに反射する自分の姿を見て気付いたこと。歩くと予想以上に裾が短く見えるんですね。夏物は袷よりも1~2cm短く着付けると足さばきが涼しい。とか本に書いてありますけど、かなり足首がにょきっ!と出ますね。
立ち止まると踝の下だから、決して短くはないんですが。
どうしても「床にスレスレで」ってのを、「踏んじゃいそうだから」ともう少し上げ気味に着付ける癖があったんですけど、これはスレスレが正しいのだなあ~。と実感しました。
そして、襦袢の着心地について。
長襦袢自体は涼しいんです。だけど、やっぱし重ねたステテコが・・・暑い・・・そして足さばきがモタつく((+_+))
浴衣だったら長襦袢だけで済むんだけどなあ。薄物は透け感が半端ないから、やはり後ろ姿が不安ですよ。居敷当てを買って縫い付けようかなあ・・・。
これも、実際に炎天下を歩いてみないと検証できない部分ですね。正絹の襦袢は汗がぺったりする~、とか言ってないで、そっちにした方が良いんでしょうか。また実験してみます。
肝心の「体感40℃で・・・」という部分ですが、家から出てしばらくは、自分の体がクーラーで冷え切ってますんで、数分は「ちょっとモワッとするわ」です。信号に引っかかって、ジリジリ太陽に照らされると・・・汗がドワーッ!!と出ました。うん、無理!(; ・`д・´)
背中が特に暑いっす。お太鼓の形状が熱を籠らせるのか・・・どうなんでしょ。いっそ帯枕ナシの銀座結びにしちゃうとか、それもまた粋で素敵。
あと日傘があれば何とかなる。無いと即死。マスクは着用してたけど、息が苦しい人は周囲の様子をみながら外すべき。熱中症が危ない。
コンビニが見えたらその都度冷気を補充に行くのも有効、と。友人談。
個人的には、汗がダラダラ流れおちてくるまでは、大丈夫でした。家から数分で駅にたどり着いて、地下を歩いたり建物内だけを歩けるなら、フツーにお出掛けできそう。
なので「40℃でも薄物でいける。ただしエアコンのあるところを選んで歩けるならば。」って感じですかね。
来週はタカシマヤまでケーキを取りにいくので、薄物リベンジ決定です(^^)/
3枚の薄物を着比べてみて。
身丈がね、けっこう違ったんですよ。
コスモスピンクは襟中央から裾まで、133。かなり短いので、腰で紐を締めて調整しても、3cmくらいしかおはしょりが出ません。(お太鼓の映ってる画像の、腰のとこご覧ください)
赤黒いダリアは140。この着物はすっごく柔らかくて、よく着込まれた感じの質感なので、もしかしたら母も誰かから頂戴したのかもしれないですね。何せ身丈が長い(当社比)。
これはフツーにウエストで紐を締めることが出来ます。
そして私用に誂えた(母談)紺色は、136。短っ!!
・・・ねえ身丈って、女性の場合は身長=身丈(プラマイ5cm)、なんじゃありませんでしたっけ!?(@_@;)
136に5を足しても、私の身長にはならないのですが・・・どういう計算で縫ったんじゃろうか。謎です。それとも自分用に縫ったけど、全く着る機会がなかったので「おまえ用だよ~」とか言ったのであろうか。謎は深まるばかり。
しかしですよ、ふだんウエストで締める腰紐を、腰骨の位置で締めることによって、何とか133の着物が着れちゃう・・・これはお得です。
ちっちゃいってことは、キモノ業界では便利だね♪ってマジ思います。あとは横に広がらないよう注意するだけだ・・・(;´・ω・)
あと、袖の長さ。
いまは49cmが主流だそうですね。私のは何故か薄物=42cm でした。短っ!
なので長襦袢も袖も、買った後に自分で縫い直して調整してます。襦袢の丈は120くらいがちょうど良いみたいなので、これも縫い直し。
身幅はそんなに気にしたこと無いですけど、たまに歩いてて裾がやたらとめくれるなあ・・・っていう着物は、身幅が足りてないんでしょうね。襦袢が見えるのは素敵ですが、ステテコはいただけませぬ(;´Д`) 慌てて右手で押さえましてございますよ。