ぼくたちは、時折集会というものがあるんだ。


その夜も集会があったから、屋根の上を
のっそのっそと歩いていたんだ。

その日は、お月様がとっても綺麗な夜だったあ。
忘れもしない、そのお月様に ぼくが見とれて
居る時に、聴いたこともない鳴き声がしたんだ。

この世のものとは思えない、でも
猫らしき鳴き声さ!

ぼくは、その奇妙な鳴き声がする方へ
歩いて行ったんだ。

すると・・・・

お月様に照らされて輝いている
クロネコの女の子が居たんだ。

その鳴き声は、クロネコの女の子
だったんだ。

また、逢えた~


ぼくのハートは震えあがったのさ

あまりに美しいその光景に息をのみ
金縛りにあったような・・・

いや。

雷に打たれたような衝撃!

だったんだ。

しばらくぼくはその光景にくぎ付けに
なって固まっていたよ。


どれくらいの時間が過ぎただろう?

クロネコの女の子が急に空に向かって
飛び上がったんだ~。

ぼくは、またまた驚いて目をぱちぱち
していたよ。

すると・・・・

お月様の方から物凄い勢いで
光線が降りて来たんだ。

その光があまりにも眩しすぎて
ぼくは瞬間に目を閉じちゃったんだ。

次の瞬間に何が起こったのかわからない
何かがおかしくなったんだ

ぼくの体もふにゃふにゃに動く感じが
して、頭がぼ~っとして

その事に気をとられている間に
そのクロネコの女の子が居なくなったんだ。

何が起きたのか、わかりゃしないけど
でも、ぼくが今まで体験したことが
ないってことは、確かさ。

ぼくは、集会に行こうとしていたんだけど
気が付けば夜明けになっていたんだぁ。

だから、そのまんま家に帰ることに
したのさ!




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