昨年の11月頃の話・・・。
父が結婚式に呼ばれて、祝辞を贈る事になったとかで、家で自分が書いた祝辞を読む練習をしていた。
「ちょっと聞いてくれ」と言うので、「あ、いいよ」と気楽に父の祝辞を聞いていて。
でも、それがとんでもなくヘン。
・・・ってか、それをそのまま読むのは無謀だと思いました・・・。
「あのさ・・・。『私の好きな短歌を読みます』って言っているけど、それ、短歌じゃなくて長歌だし。第一、『大伴家持の歌です』って言ってるけど、その歌、山上憶良だし。・・・知っている人が聞いたら、『何この人、自信満々に間違ってる事を言っているんだ』って笑われると思うよ」と、父の間違いを正しました。
本番で恥を書いちゃうでしょ・・・間違いは。
俳句や短歌は、意外と知っている人が多いから、しかも、山上憶良を大伴家持って言うのは・・・ヤバイ。
母が「やっぱり間違ってるのね。・・・何だかおかしいなぁって思って、『それ、大伴家持で本当にいいの?』って聞いたら、『煩い!間違ってない!』って怒ったのよ。やっぱり間違いなのね??」
「うん。間違ってる・・・私、一応、国文科だからね。短歌と長歌の違いもちょっとね・・・」
母娘でコソコソ言っていたら、父はとうとう怒りだして。
結局、12月に行われた結婚式で、短歌の件はスッパリと割愛して祝辞を述べたらしい。
「せっかく、正しいのを教えてあげたのに」
「煩い!!」
素直じゃないうちの父は、頑固親父です・・・。
母に「良かったわね。恥をかく前に正しい事が分かって」と言われたのが頭に来たらしく、ベタなんですが、「三つの袋」の話にしてしまったのだとか。
まぁ、良いんだけど。
ただ、母は「言う、言わないはともかく、練習を聞いてもらって良かった。私いやよ・・・あのへんな祝辞を言った人の奥さんだって思われるのは」って。
まぁ、恥はかかずに済んだ訳だしね・・・母の気持ちは分かります。