10/29の未明に首藤剛志氏が亡くなったとネットの訃報ニュースで知った。
奈良で、突然くも膜下出血で倒れられ、緊急入院、緊急手術を受けられましたが・・・亡くなられてしまいました。
61歳って・・・若すぎますよ。
「魔法のプリンセス ミンキーモモ」や「ポケットモンスター」の脚本家で知られているけれど、実は「銀河英雄伝説」でもこの方は活躍されていました。
だから、何だか凄く悲しい。
最初の映画・・・。
原作の『外伝1巻』の最終章の『我が征くは星の大海』をアニメ化した際、脚本を書いていたのが首藤さんで。
OVAの最初の頃は、首藤さんを含めて数人で書いていましたが、第一期の半ば以降はプロデューサーの田原正利さんが別名義の河中志摩夫で脚本を担当するようになりましたが、ホントに最初の頃は首藤さんが書いていました。
映画は60分という時間の中で、銀河英雄伝説の世界を上手く描いていたと思います。
まぁ、キツイ事を言えば、最初からアッテンボローが登場したり、原作ファンからすると「おい、おい・・・」な所もありましたけれど、原作を知らなかった人達には概ね好評だったみたいですね。
OVAの「アスターテ会戦」を見た時に、「あ・・・この脚本、首藤さんだろうな」って思ったらやっぱりその通りで。
映画が公開された当時は、まさか全部アニメにするなんて思っていなくて、やっても原作の2巻位までじゃないかな・・・なんて思っていました。
映画は友人に無理やり連れて行かれて、友人は感動していましたが、私は、原作至上主義だった為、「声優さんは豪華なんだけど・・・何だか脚本が・・・」なんて思っていました。
だけどね、今・・・改めて見直すとね、あの短い時間の中で描くには、あの脚本で良かったんだろうなぁって。
ラインハルトにはキルヒアイスがいる。
金髪と赤毛・・・どうしたって目立つ。
一方のヤンは、本伝ではアスターテ会戦やイゼルローン要塞の攻略などで目立つけど、外伝ではちょっと弱い。
それに、グイグイと前に出て来るタイプでもないし、上官がパエッタさんだし、ちょっとね。
だから、アッテンボローを先に出してしまったは仕方ないのかもしれないと。
まぁ、その脚本のせいで、第10艦隊に所属しているはずのアッテンボローが第2艦隊に所属・・・という、原作を大きく捻じ曲げた感じになってしまい、どうも、第10艦隊の描写が弱くなってしまってますが。
私が二次小説を書く際は・・・やっぱり、アッテンボローは第10艦隊に所属だよな・・・って。
その内に、ウランフ提督とアッテンボローの話なんかを書いてみたいです。
そんなこんなで、公開当時は、銀河英雄伝説の映画に関しては首藤さんの脚本に文句ばっかり言っていましたが、全体的には良く出来ているんですよ。
原作を考えないで素直に見れば、オーベルシュタインがミュッケンベルガー元帥の副官だったり、フレーゲル男爵と元帥の会話だったり・・・色々楽しめます。
あと、メックリンガーの声が、戸谷公次さんなのも・・・この作品だけなので。(戸谷さんはOVAでは、シュトライトで、メックリンガーは土師孝也さんですから)
そして、オリキャラもそれなりにいい味出してましたよ。
クルトとか、ウィンとか。
首藤さんにはもうちょっと活躍して頂きたかったので、本当に悲しい。
日本のアニメ界の財産が、手の届かない所に、一滴・・・零れ落ちた・・・って感じで悲しい。
謹んでご冥福をお祈りします。