私は人の顔を覚えるよりも、人の声を覚える方が得意です・・・多分。


 目が悪いせいもありますが、昔からそうでした。


 仕事で電話交換手をやっていた時も、「俺おれ~秘書室にお願い」ってかけて来るK常務の声を覚えていて、「お繋ぎします」って、即、秘書室に繋いでいたし。


 先輩なんか、「常務!俺~だけじゃ分かりませんよ。名乗って下さい!」って言っていたけど^^



 まぁ、そんな事は置いておいて・・・。


 うちの母は、昔から台所で料理をしながら、隣の部屋から聞こえてくるテレビの音声に、「ね~!!今、テレビにタレントの◎◎さんが出てる~??」って聞いてました。


 「うん、出てるよ~!」って答えると、「・・・だと思った。声がしたから」と言っていました。

 父は、「何で見てないのに分かるんだ??」って良く言っていましたが、結構当たってました。


 なので、母は、声優オタクである私の特技を、「遺伝かもしれない・・・」と最近になって言うようになりました。


 母が言うには、母の母。

 私にとっての祖母も、そうであったらしいのです。


 まだテレビがない頃、ラジオで落語の番組があったりした場合・・・。

 途中から聞いたりした時に、「あ~この声は◎◎亭◎◎やね。私はこの人の声はすかん!』とか言ってたりしたらしい。

 つまり、ラジオから流れる声だけで、誰だか分かっていたそうです。

 新聞のラジオ欄を見た訳ではないのに、噺家さんが分かるなんて・・・と母。


 更には、ラジオドラマを聞いて、「これは女優の◎◎さんだね」とか言っていたそうで、最後にキャストをナレーションの人が紹介する時に、合っていたので母は娘心に、母親の特技に驚いたそうです。

 母は、「私はお母さんほどじゃないけど、あんたとお母さんは良く似ている」って。


 それじゃ何かい・・・。

 隔世遺伝って事??

 因みに、私の顔と体型は、父方の祖母にそっくりで、性格は父に似ているので、顔と性格と体型は父方、声優オタクであるのは母方・・・って事かい。


 うーん・・・遺伝とはなぁ。


 遺伝というか、育った環境と言うか??


 因みに、祖母はかなりミーハーで、私が中学生頃、ティーン雑誌やら、「平凡」や「明星」といった、アイドル雑誌を祖母が買ってました。


 それで、1カ月遅れで我が家に送られてきました・・・広島から。


 私はそれらを買わずに読めたのですが、とにかく、アイドルが大好きで、当時祖母に、誰が好きかと聞いたら、「マッチ!!」と答えてました。


 祖母は2006年に88歳で亡くなったのですが、私が聖飢魔Ⅱ信者だと知った時、イヤな顔をするかと思いきや、「デーモン小暮はええなぁ、おもろくて。私もな、もうちょっと若かったらなミサに行くで~!」って。

 祖母は・・・神戸出身なので、広島弁ではなく関西弁でした。


 うーん・・・今考えても凄い。


 そういや、母は今・・・69歳なんですが、この間、テレビを見ていて、「チャーって、やっぱりカッコイイわぁ。昔からカッコ良かったけど、いい感じに歳を取ってるよね~」と言いだした。


 ・・・Charを分かっている時点でありがたい。

 だから、聖飢魔Ⅱに行くのに特に反対していなかったんだな。


 遺伝かどうかは分かりませんが、ありがたい環境ではあったらしい。