宇宙暦796年(帝国暦487年)8月末・・・。

 
 銀河帝国辺境星域に同盟惑星同盟軍が侵攻を開始し、そして彼等が辺境を制圧したのを見計らうかのように帝国軍も動き出す。
 辺境を先に敵に制圧させるのは帝国軍の巧妙な戦略であった。
 それにともない、帝国軍のケンプ艦隊も出撃が決定した。

 そして、出撃前日。
 初めての戦闘に、新任士官のリュッケ少尉は緊張したのか、あまり寝付かれなかった。


 「それが・・・緊張して眠れなくて・・・。あの・・・何か良い方法はありませんか?」
                         
 現在同じ艦隊に所属し、同じ官舎に住む官舎内のヴィーゼ中尉を訪ねて緊張を解す方法を聞いてみる。
 こういうのは、経験者に聞くのが一番良いと思うから。
 ヴィーゼは、「良い方法・・・か」と言いながら、数秒間リュッケの顔を見る。
 ヴィーゼは士官学校時代、リュッケの一期上で何かと面倒を見たせいか、今も仲が良かったのだ。


 (初陣だからか・・・。まぁ、最初は仕方ない。演習と実戦は違うのだし・・・)


 「なぁ、俺が思うに、卿は・・・ガキの頃、遠足とかの前に眠れなくなったクチではないか?」
 「え・・・あ、はい、そうですが・・・」
 「・・・やっぱりな。まぁ、酒でも飲んでおけよ。寝酒だよ、寝酒。でも、ワインはやめておけ。卿は酒に弱いから身体に残ると不味い。とにかく飲んで寝る。そ

れが一番いい」
 「あの・・・お酒弱いから部屋に置いてないのですが・・・」
 「あぁ・・・そうか。この時間じゃ店も開いてないか。全く・・・しょうがないな。ちょっと待ってろ・・・」
 部屋にとって返したヴィーゼがリュッケに差し出したのは、ほどよく冷えたシュワルツ・フリューゲルスの黒ビール缶。
 帝国内で庶民の間では最も人気が高い銘柄である。


 「アルコール分はワインの3分の1だ。これなら残らないはずだ」
 「はぁ・・・」


 今回の戦闘は、帝国軍、同盟軍双方とも、艦艇数、人員の動員数で近年稀に見る大きな会戦で、リュッケにとっては生まれて初めての実戦だ。
翌日の出立を前に、身体中の血が一気にして煮えたぎるほどの興奮を覚えていたリュッケは、官舎に戻ると缶ビールを一気に飲み干した。
 興奮の為か、苦手にしているビールの苦味を殆ど感じなかった。


 
 同年10月10日16時12分。


 銀河帝国軍ケンプ艦隊と、ヤン中将率いる自由惑星同盟軍第13艦隊は真っ向から激突する・・・。
 同盟軍各艦から次々と吐き出される単座式戦闘艇スパルタニアン。
 踊り狂ったように帝国軍に襲いかかるその模様はスクリーンに投影され、迫力あ る展開にリュッケは興奮を覚えていた。



 「こちらもワルキューレを出せ!」


 艦長のヴァインベルク中佐の良く通る声が艦橋に響き渡る。
 ワルキューレは帝国軍が誇る、こちらも単座式戦闘艇だ。
 各艦レベルの判断は艦長の手腕によるところが大きく、この時も、ケンプの旗艦の    「ヨーツンハイム」の艦長、ヴァインベルク中佐は鋭い命令を下した。
 その命令に、艦隊司令官であるカール・グスタフ・ケンプ中将も、満足げな表情で大きく頷いた。


 実はケンプ自身も、そろそろワルキューレを出すべきだろうな・・・と、艦長と同じ事を考えながらスクリーンを見据えていたのだが、司令官がそれを口にするの
は艦長の権限を侵す事と、あえて言わなかったのである。
 そして、ケンプも意図する戦術を的確な判断で実行に移すヴァインベルク中佐は、「痒い所に手の届く男」で、ケンプの旗艦の歴任の艦長の中でも、最も、判断
能力に優れた手腕の持ち主だった。
 艦長の判断は的確だったが、相手が悪過ぎたのか、次第にケンプ艦隊は、如何ともしがたい事態に陥った。
 何と、送り出したワルキューレが、敵のスパルタニアンに全く歯が立たなかったのである・・・。


 両者は殆ど同数で、ワルキューレの性能がことさら劣っている訳ではないのだが、敵スパルタニアンの中の4機が異様に強かった。
 この4機は派手なカラーリングを機体に施しており、ケンプ艦隊のワルキューレを翻弄し続けた。
 そして何機をも火球したのである。
 それを知ると、元ワルキューレの撃墜王で、歴戦の猛者であるケンプは指揮卓を叩いて激怒した。


「なんたるざまだ!」


 激しく舌打ちし、指揮シートから立ち上がって仁王立ちしたケンプは、ドン!と思いっきり床を蹴った。
 ケンプのあまりにも大声に、オペレーターのウンケルバッハ大尉は思わず肩を竦め、ちらりと司令官を見やった。
 こちら側のワルキューレが全く歯が立たない事が悔しいケンプは、ギリギリと歯ぎしりし、何やら考えているのか、顎に手を当てていた。


 「あの程度の敵に、なにをてまどっているか。後方から半包囲の体勢をとって艦砲の射程内に追いこめ!各艦に伝達!指示を徹底させろ!」


 元ワルキューレのパイロットで、撃墜王の名を欲しいままにした彼だったからこその指示。
 タイミングと指示はこれまた的確で、帝国軍の各艦に暗号電文で即座に指示が伝達されてゆく。
 こうして、同盟軍のパイロット、ヒューズ、シェイクリ等は、この戦法で次々と斃されていった・・・。


 一方、別の宙域で戦闘中だったケンプ艦隊以外の艦隊は、同盟軍をじわじわと追い詰めていた。
 艦列が伸びきって、補給も途絶え始めた同盟軍は疲労の色も濃く、将兵の士気も次第に萎え始めていた。
 無謀な作戦のツケなのか同盟軍は苦戦を強いられ、次々と後退を重ねている。
 同盟軍第12艦隊は、帝国軍のルッツ艦隊の強襲を受けていた。
 追い詰められて身動きが全く取れなくなったところで、自らの責任を痛感した司令官のボロディン中将は自らのブラスターで自決する道を選んだ。
 急遽指揮権を引き継いだコナリー少将は、これ以上の抵抗を諦め、全艦に動力停止を伝達。
 そして、帝国軍に降伏した・・・。 
 同盟軍は、他の艦隊も似たような体たらく振りで、後退か、降伏か、完膚なきまでの壊滅であった。


 そして、醜態を晒す同盟軍の中で唯一の例外なのが、ケンプ艦隊と交戦中の第13艦隊であった。 


 「やはり、ヤン・ウェンリーはただ者ではない・・・か」
                     
 ケンプは苛立たしげに指揮卓をコツコツと叩いた。
 同盟軍第13艦隊を率いているヤンは、かつて、帝国軍の要であり、“難攻不落”と謳われたイゼルローン要塞を味方の血を1滴も流す事無く陥落させた男だ

 帝国軍にとっては“疫病神”の何者でもない。
 そう、ケンプ艦隊は、同盟軍最大の敵将、ヤン・ウェンリーが指揮している艦隊とまともに当たってしまったのだ。
 自分がヤンより劣る無能者だとは思いたくないが、このままでは、更に無様な醜態を晒してしまうのは目に見えていた。

 生真面目で慎重派の参謀長のフーセネガーからも一時後退を・・・との進言があった事から、熟考した上で、ケンプは素直にそれを受け入れる事にした。


 「くそっ!ここは思い切って後退しかない・・・か。よし、その過程で艦隊の再編を行うぞ。後退急げ!」 


 ケンプ艦隊は司令官の命令に従い急速後退を開始した。
 引くのが遅くなればなるほど、後退のタイミングを失い、味方の被害が広がるだけだった・・・引くなら今しかなかったのである。
 ところが・・・である。
 ケンプ艦隊よりも圧倒的に優勢だと思われた敵の第13艦隊も、ケンプが引くのと同時に急速後退を開始したのである。


 「は・・・叛乱軍、急速後退・・・」


 モニターを見つめるオペレーターのウンケルバッハ大尉の声には、驚きと戸惑いの色が微妙に入り混じる。
 敵の動きを判断しかねて、つい艦長の顔を見るが、艦長のヴァインベルクも困惑した表情を浮かべている。


 「敵の内部で何かあったのだろうか・・・」


 ヴァインベルクは口の中で小さく呟いた。
 敵はなおも後退しており、敵の思わぬ行動に艦橋内にはざわめき、皆、スクリーンに釘付けになっていた。
 後退する敵に、俄かには信じられないといった表情である。
 他の僚艦からもこの事態を重く見たのか、このままで良いのか・・・といった内容の通信が次々と旗艦に入る。
 敵が急速後退したので、通信が傍受される恐れもなくなったからだ。
 参謀長のフーセネガー准将でさえ判断しかねて顔を顰<しか>めた。


 「閣下、これは一体・・・」


 フーセネガーはそう言ったきり、不安げに首を傾げている。
 ケンプも予想外の展開に、「う・・・む」と呟くと、すぐには状況を測りかねて、腕を組んでスクリーンを見据えている。
 「敵から追撃され、こちらはかなりの損害を受けると思っておりましたが・・・」
幕僚の中でも極めて慎重な参謀長はそう言って、更に、「まるで肩透かしですな・・・」と付け加えた。
 ケンプの副官のルビッチ大尉も、「これは・・・何かの策なのでしょうか?」と不安げだ。



 「・・・なぜ奴らは勝に乗じて攻めてこんのだ?」


 ケンプは自問自答を繰り返した。
 だが、煮詰まった考えしか思いつかず、とうとう首を振って、幕僚達に意見を求めた。


 「叛乱軍の他の艦隊は我が軍により、殆ど壊滅状態とか。その救援に向かったのではありませんか?彼等は我々に比べてダメージが少ないようですし、あの、ヤン・ウェンリーですから、そういう事もあろうかと・・・」


 スクリーン越しにそう言って来たのは、麾下の戦艦の艦長の中で一番剛毅なアイヘンドルフ大佐。 
 実際、同盟軍が帝国軍の攻撃に耐え切れずに潰走を始めたとの情報は、既にケンプの耳に届いている。
 こちらはヤンのお陰で大量出血中だと言うのに、僚友達は余裕で優勢を確保しているのだ。


 (こちらとは、何たる差か!!)


 ケンプは悔しさから、ギュッと拳を握りしめる。
 多分、この会戦での僚友達の昇進は間違いない・・・自分はそれに漏れただけなのだ。
 しかし、悔しがってもいられない。
 現実問題、艦隊の再編は避けられない事態だったのだ。
 ヤンが他の艦隊の救援に向かったのなら、この場で再編を行うだけだ。


 「しかし、閣下。今からヤンが駆けつけたところで、叛乱軍は殆ど壊滅状態で、既に降伏している艦隊もあるとの事。今から救援に向かっても、彼等はたったの一艦隊。我々と交戦した後で、武器弾薬もそれほど豊富ではないでしょう。むしろ、我々に後退したと見せかけて、艦隊の再編中の我々に一気に攻撃を加えてくるか、反対に、軽々しく彼らを追尾した我々に牙をむくかのどちらかです。とにかく、どちらにしても、我々に徹底的な打撃を加える事を狙っているのではありますまいか?これは明らかに罠である・・・と小官は愚考します。あのヤンという男は、何をしでかすか分かりませんぞ」
 
 やはり、スクリーン越しに、他の戦艦の艦長であるパトリッケン大佐が自分の見解を述べた。
 「閣下、敵の動きは明らかに不自然過ぎます。小官も罠である可能性が大きいと思います」
 そう言ったのは、航法士官のツィーエン大尉だった。
 彼は好戦的な男だが、その男が全面的に「罠説」を支持すると言う。
 さすがのケンプもこれには目を細めた。
 そして、元々慎重派の参謀長のフーセネガーも、「確かに敵は不自然です、閣下」と、この意見を支持したのである。


 「・・・参謀長。卿も、奴らのあの行動は罠だと言うのだな?」
 「閣下、申し上げにくい事ながら、その可能性極めて高いと思われます。ここは敵艦隊は一旦無視し、今少し後退し、艦隊の再編を行った方が艦隊の傷が少なく済みましょう。その方が得策です。敵はあのヤン・ウェンリーです。奴の出方を考慮しても、慎重に事を運んだ方が良いかと思われますが・・・」
 「なるほど・・・確かにな。では・・・」
 ケンプが指示を出そうとした時、幕僚の輪から少し離れた場所から、「・・・あの・・・」と言う小さな声がした。


 皆が、何だ?という表情を浮かべて、一斉に声のする方を見ると、新任士官のリュ ッケ少尉が緊張しながら立っていた。
 「何だ!卿も何か意見があるのか?」
 新人が何を言っているのだ・・・と言わんばかりに、高圧的な態度を取るウンケルバッハ大尉を、ケンプは、「まぁ、まぁ・・・」と制し、「構わんぞ。卿も何か意見
があるなら言ってみろ」と促す。
 ケンプの許しが出た事でリュッケはホッとした表情を浮かべる。

 そして、今にも消え入りそうな声で、「ぼく・・・いえ、小官には、敵が戦意もなく、ただ逃げているように思われます」と、緊張しながら言ったのだが、聞き終わったケンプは、僅かに眉を顰<ひそ>めて、若い士官を穴が空くほど見つめた。
 「おいっ!馬鹿馬鹿しい事を言うな!」
 リュッケを一睨みして鋭く言い放ったのは、航法士官のツィーエン大尉であったが、ケンプは、「まぁ、ツィーエン、そう熱くなるな」と静かに制し、リュッケ
から視線を逸らした。
 ケンプは昔から「逃げる」という言葉が大嫌いだったが、ここで怒鳴るのも大人気なくて馬鹿らしいと思い、リュッケの意見は、最初から聞かなかったものと
して、無視する事にしたのである。
 2つに分かれた意見の内、最も有力なのは「罠説」で、ケンプ自身もこれを支持したかったのである。
 ケンプはリュッケを嫌って意見を無視した訳ではないが、リュッケは、ケンプや砲術士官のヴィーゼ中尉以外の者達から、物凄く白い目で見られただけだった


 こうして、リュッケは恥ずかしさのあまり、茹ダコみたいに真っ赤になって、その場から引き下がるしかなかった。
 彼の発言は、事実と最短距離にいたのだが、(実際にヤンは後退時に、「全艦、逃げろ!」の命を下して、急速後退していたのだから・・・)ケンプも他の幕僚も“
神”ではないので、そこまでは気づかなかったのである。


 「ううう・・・ヴィーゼ中尉・・・。どうやら、小官、立ち直れそうにありません・・・」
 「あのなぁ・・・」と、ヴィーゼは溜め息を付いた。
 「慎重派のフーセネガー准将が、『罠説』に同調されていたんだぞ。その時点で、 閣下がその意見を汲むのは目に見えてるし、これは当然だろうよ・・・。俺には
、閣下が卿の意見を無視するの見えてたぞ・・・」
 「そ、そんな・・・」と、今にも泣き出さんばかりのリュッケ。
 「けどな・・・よく、無視されただけで済んだな。普通なら絶対に怒鳴られているところだ・・・」
 「・・・やっぱりそうなんですか・・・」
 リュッケの声は消え入るように小さく、ヴィーゼは再び溜め息を付いた。


 「だいたいなぁ、言い方ってものがあるだろうが。『逃げる』なんて言葉は、今度から絶対に使うんじゃないぞ。あのフーセネガー准将だって、凄い目で睨んでいただろう?聞いているこっちは肝が冷えた。まぁ、終わった事は仕方がない。でも、卿は・・・どういう訳だか、強く怒りにくいタイプなんだよな・・・」
 「え・・・どういう事ですか?」と、首を傾げるリュッケ。


 (こいつ・・・ホントに自覚がないんだな。ま、そこがいいんだろうけど・・・)


 少々頼りない後輩に少しし呆れるヴィーゼ。
 「だからいるだろ・・・。何をしてもあまり怒られないタイプってのが。あいつなら仕方がないとか、同じ失敗をしても全く怒られない奴とか。ある意味、それは
“人徳”ってヤツだが、卿はどっちかと言うとそのタイプだ。でもな、これからは意見する時は絶対に言動に注意しろ。上官に対して絶対に『僕』なんて言うな。分かった・・・な?」
 

 リュッケは耳まで真っ赤になった。
 生まれて始めての進言は大失敗に終わりそうだった。
 怒鳴られる事はなかったものの、完全に無視されて、更に皆に、白い目で見られただけだった。


 だが、リュッケ自身も気づいていないが、「逃げる」は、真実に一番近かった進言。
多分、一生忘れないであろう恥ずかしさを伴った進言であった。


 「まぁ、なんだ。済んだ事をくよくよしてても始まらないし・・・。あ・・・そうだ。卿に秘蔵の食い物食わしてやる」
 「何ですか、秘蔵のって・・・」
 「他の奴に言うなよ。『ケルツェ』のクッキーさ」
 「え・・・あの老舗の高級クッキー!?」
 「そう、そのクッキーだ。実は出立前に従兄弟から貰ってな。卿も知っているだろう?タネンバウム印刷工業のアルノルト兄さんさ。俺は甘い物は苦手だが、
あそこのクッキーだけは食えるからな。それで、艦内に持ち込んだんだ。あとで卿にも食わせてやるから、過ぎた事は忘れろ、な?」
 「・・・はい!」
 「次はきっと良い事があるさ!」



Das Ende




 アムリッツァ会戦です。                 
 そして、ケンプの部下だった頃のリュッケ君です。


 テオドール・フォン・リュッケは、ケンプの部下だったんですが、コレを知らない人が結構多い。
 しかも初陣っぽいんだな、リュッケ君。
ヤンの策を看破していたのが、リュッケ君だけだったというあの事実。
 でも、帝国軍は誰もリュッケを支持しない・・・彼は新任士官で、経験も浅いから仕方がないけど。
 ・・・てな訳で、大失敗で落込む彼を慰めたのは、話の分かる先輩ただ1人・・・。



 同盟側では、ユリアンが段々成長していくキャラなのですが、帝国側では絶対にリュッケ君だ!!と言いたい。
 リップシュタット直前では中尉で、元帥府の受付嬢(!?)をやってました。
 元帥府を訪ねて来たヒルダを、ラインハルトに取り次いだのが彼でした。
 その後も昇進を繰り返し、ラインハルトの次席副官として登場したり、ウルヴァシー事件でも随員の1人で出て来たり。
 とにかく出番が多かったです、リュッケ君。 


 私は、リュッケ君のこの進言シーンが好きなのですが、OVAでは全く描かれていなくて。
 凄くいいシーンだと思うんだけどな、このエピソードって。


 だから、原作を知らない人は、「え?そうだったんですか?」とか言う訳です。
 OVAしか知らない銀のファンに言いたい。
 原作では描かれているのにOVAでは全く描かれていない・・・そんな微妙なズレがある事を。
 だから、活字が苦手でも、是非、読み比べてみてね・・・と。


 イゼルローン要塞にしても、流体金属に覆われているのはOVAの設定です。
 流体金属・・・カッコイイので、私のアタマの中のイゼルローンも、OVAのモノなんですが、ある程度は原作を重視しているかな。


 今回は、フーセネガーやアイヘンドルフ、パトリッケン等、原作にも登場するケンプの部下達を出しましたが、それ以外の旗艦の他の幕僚はオリジナルです。
 ウンケルバッハ、ツィ-エン、ヴァインベルク達です・・・あ、ヴィーゼ君や、アルノルト兄さんもだ。
 因みにアルノルト兄さんってのは、別の作品で登場します。


 あ・・・タイトルは、ドイツ語で「進言」って意味で、日本語よりカッコイイかも!?と思って付けました。
 因みに「ネズミ」ではありません・・・そう、同じスペルなのですが、英語での「Rat」ではありません。


 あ・・・今、リュッケ君がジェリーに見えた・・・爆! 


 最後に、リュッケ君がケンプ艦隊にいた頃の話はあと数本あります。

 手直しなどが出来次第、順次、UPしたいです。