銀河英雄伝説の二次小説を書き始めたきっかけは、とあるサイトで「帝国軍人副官キャンペーン」という企画を見た事でした。

 副官を主人公に作品を書く訳で、めぼしい副官は殆ど使われてる。

 帝国だと、ミッターマイヤーの副官のクーリヒ、ロイエンタールの副官のレッケンドルフ、ミュラーの副官のドレヴェンツ、ファーレンハイトの副官のザンデルス・・・。

 あと、勘違いされやすいのですが、ビッテンフェルトの副官はオイゲンでは無いんです。

 彼の副官は・・・ディルクセンだったりします。


 他の人が書いている副官だと、比べられたりするので、誰も使ってない副官はいないものか・・・と。

 そして行き当たったのがルビッチ。

 ケンプの副官で、出てきたのは3巻だけで、しかも1ページしか出て来ない上に、セリフも1つも無いと来た。

 他の将官の副官と比べてあまりにも陰が薄過ぎる。

 もう、喜びましたね・・・想像の余地があり過ぎる!!!

 もう、マイナー過ぎるキャラクター。


 こうして、銀河英雄伝説の二次小説を書き始めて、今に至ります。

 ただ、厳密にはもっと前から書いていて、その時のテキストの一部はワープロ入力されてて、フロッピィに入っているのですが、ワープロ自体が無いので、紙に印刷してファイリングしてある物以外は・・・ちょっと出せない。

 因みに、印刷してある小説は・・・エルラッハとその部下達という・・・。

 大体、エルラッハという時点で、かなりマイナー。

 

 他にも、パエッタとパストーレの話とか、どう考えても誰も書きそうに無いモノばっかり。


 こんなワタシですが、マイナー好きは、かなり昔からなのです。


 学生時代、私は国文学を専攻していて、ある日の課題は、「源氏物語の登場人物の人物論。ただし、光源氏以外で」というレポート。

 図書館に出かけて、色々な文献を見ましたが・・・。

 殆どの学生は、光源氏と関わりのある女性を選んだようで、紫の上、葵の上、明石の方、夕顔、六条御息所<ろくじょうのみやすどころ>・・・めぼしい人物の研究本なんかは、殆ど借りられていました。

 こりゃ、ダメだ・・・ってその場で思いました。

 そして、教授は「登場人物の人物論って言っていたから、女性じゃなくてもいいはず・・・」って。

 そこで、私が候補として選んだ人物は2人。

 「髭黒の大将」と、「柏木」で。

 ただ、髭黒の大将の方はやや暑苦しいので、柏木に決定。


 どんな人かと言うと、光源氏の永遠のライバル的存在の内大臣(昔の階級は頭の中将<とうのちゅうじょう>)の長男。

 因みに、頭の中将は、源氏の正室だった葵の上の兄。

 柏木は、源氏が晩年の頃に得た、正室の女三宮(にょさんのみや)にあろう事か懸想してしまいます。

 この女三宮は、源氏の兄の娘。

 当時は伯父や叔父が、姪と婚姻関係を結ぶのはご法度ではなかったのです。

 柏木は、ふとした宴席で、女三宮の姿を見てしまい、すっかり心を奪われます・・・彼にもちゃんと奥さんがいるのにね。

 そして、ついには、源氏から彼女を寝取ってしまう・・・それを無理やりに。

 しかも、女三宮は不義の子・・・薫を産む。

 状況が状況だけに、柏木に対して女三宮は冷たいのです。

 そして、子供が小さいのに落飾してしまいます。(尼さんになる事ね)

 まぁ、その辺りの事を源氏に感づかれた柏木は、とある宴席で飲めない酒を源氏から強要されたりして疎まれます。

 元々が小心者の柏木は源氏の視線に耐えられず、女三宮からも冷たくされて、すっかり心神喪失になり、憔悴しきって病に付して子死去するのです。


 このレポートを提出後、教授に呼び出された。

 国文科の主任教授であるこの教授は結構コワイ。

 何を言われるんだろうと思っていたらば、「何で柏木で書いたのか?」と聞かれました。

 「えっと、女性は皆が書くだろうし、教授は女性に限定してなかったので、思い切って男性にしました。柏木は・・・色々考えさせられるし」

 「ふーん・・・他にも誰か考えたのか?」

 「髭黒の大将も候補でしたが」

 「髭黒!!?柏木でも凄いと思ったけど、髭黒とはな。・・・君、目の付け所が他の子と違うねぇ・・・」

 因みに、男性でレポート書いた人は少数で、その中では左大臣(頭の中将)、夕霧、匂宮<におうのみや>、の4人に集中してて、柏木を書いたのは私、ただ1人だったらしいです。

 だから、目立っていたので呼び出したらしい・・・話を聞く為に。

 そして、柏木以上にマイナーな髭黒も候補だったと聞いて、教授は大爆笑してました。


 そして、卒論代わりになる、ゼミの論文でも同じような事が。

 太宰研究ゼミにいたのですが、私以外の人が取り上げたのは、「斜陽」や「人間失格」とかだったのに対して、私は「晩年」の中の「思ひ出」と「津軽」で。

 コレを参考にして、太宰の人格形成を考察するって論文。

 原稿用紙50枚。

 これを30枚に縮めさせられ、その年の国文科の文芸誌に載りました・・・。

 この時も、「目の付け所が違う」と言われました、助教授に。


 うーん・・・私ってなんなのでしょう??

 ホント、マイナーなモノが好きです。

 勿論、メジャーどころも好きですが、マイナーなモノに心奪われる率が高い・・・。


 マイナーと言えば、昔好きだった「キャンディ・キャンディ」でもね、皆、好きなキャラはテリィとか、アルバートさんとか、アンソニーとか言っているのね、友達の女の子達は。

 でも、私はジョルジュ。

 ウィリアム大おじさまに仕えている秘書の男性。

 ・・・はっきり言って、オジサンです。

 でもね、アニメを見た時に、声に転んでしまったという・・・。

 「ウィリアム様」とか、「キャンディス様」って呼びかけるその声の品の良さに。

 あぁ、多分、その時から戸谷公次さんが好きだったんだな、私。

 当時、まだ小学生でしたけどね~・・・。

 もう、この世のどこにも戸谷さんがいないなんて・・・悲しいわ。


 因みにガンダムでは、好きなキャラはシャアとガルマと、ランバ・ラル。

 あと、カムラン・ブルームも嫌いじゃない。

 ミライに、そこまで毛嫌いしなくてもいいじゃん・・・いい人だと思うよ、ワタシ・・・って、サイド6からの脱出の時に思いましたよ。

 とりあえず、気になるキャラの中にカムランが入っている時点で、他の人とは違っている気が・・・するww


 あぁ、本当に改めて考えると、マイナーな物(キャラ)が好きな女です・・・。