突然ですが、鍋氏は作編曲を生業としております。
ただ、単純に作編曲とは言っても料理に色々なジャンルがあるように、音楽にも色々なジャンルがあります。
例えば日本の料理人は一つの種類の料理を極める傾向が強いように思います。
天ぷら職人、寿司職人…。
ところが、欧米圏。特にフランスのシェフは、あらゆるジャンルの料理を網羅してこそ一流と言われるそうです。
よく考えたら、コース料理って色んなものが出てくるよな…。
鍋氏の場合は目指してるものが職業作曲家としての傾向が強く、フランスシェフみたいな感じです。
本当に何でもやる。
とはいえ、鍋氏にも音楽のルーツがあるわけでして、そこから離れたジャンルになってくると、正直言って苦手な傾向にあります。
お前のことだよ!!EDM!!!
ということで、前置きが長かったですが、今日はEDMの話です。
ここ数年よく聞きますね。EDM。
これ、エレクトロ・ダンス・ミュージックの略です。
広義にはクラブなどで踊って楽しむことを前提とした音楽。
特にパソコンなどで、生演奏ではなく、いわゆるシンセサイザーやサンプラーを用いて作られたもの全般を指します。
狭義には特に最近生まれた、昔のDJブームの系譜から外れた新しいエレクトリック&ポップな音楽のことを言うそうです。
つまり、昔のブームから派生した、テクノ、トランス、ユーロビートやハウス等はEDMに含まないという見方が一般的みたいです。
さてこのEDM、全く新しい概念で音楽が作られています。
特にEDMの中の一つ、ダブステップと言われるような音楽なんかは顕著ですね。
1フレーズ毎に、効果音、ベース、シンセサイザー、しっちゃかめっちゃか切り替えてグルーヴを作っていく。
昔では考えられない無茶苦茶な手法です。
ようつべで見つけたダブステップの作り方解説。
なるほど。(わからん)
後は、音を潰してグルーヴを作るという方法もあります。
普通破綻するようなめちゃくちゃな圧縮をトラックにかけて、独特のグルーヴを作ります。
これはJ Soul brothersのサマーマッドネスのサビとか有名ですね。
2ミックスをぺしゃんこに圧縮して、さらにギリギリまで音量を上げて爆音にしてます。
めっちゃ耳に残りますよね。
今までの既成概念をぶち壊す手法ばかり。
つまり鍋氏がルーツになった、ドラム、ベース、ピアノ、ギターとかで作られたいわゆる普通のポピュラーミュージックのセオリーでは全く作れないわけですよ。
全部1から勉強しないといけないんだなこれが。
そして最近のサウンドはEDM文化が大分定着してきて、普通の曲の一部にごく自然に融合してたりします。
なので、息を吐くようにこれらのサウンドを扱えないと、仕事が無くなっちゃう!!!
ということで、鍋氏は日々これらの技術を身につけるため、奮闘しております。
ちなみに、USAXA!では「アタシの戦争」が比較的EDMに近いジャンルの曲だよ。
エレクトロダンスミュージックというだけあって、やはりダンスが映える曲になるね。
今後のUSAXA!にも積極的に取り入れていっていいのかもしれないね。