「子どもが将来困らないように、今は1円でも多く貯金をしないと。」
「子どもにやりたいことをやらせてあげるのは、母親として当たり前。
だから、私も頑張らなきゃ!」
素晴らしい、あるべき母親の姿に、思えるかもしれないんだけど
それが逆効果の場合もあるんだよね。
【今のあなたを全肯定】
子育て・パートナーシップカウンセラー
竹嶋 しょうこです。
うん、私も数年前はそう思っていた
だから、専業主婦の時も、
雑誌の「今年こそ1,000万貯める!」っていう貯金企画(?)を見ては、せっせと貯金を頑張ったり、
本当は外に出るのが大の苦手で
できたら一日中家でゴロゴロしていたいのに
子どもを、公園や、お友達の家に連れて行って
「私はやるべきことをやったわ!」って思ってた。
なんだけど
お金も、時間も、労力のかけ所も
いつも優先順位の一番は子ども。
それがだんだんとしんどくなって、心の世界に足を踏み入れて、習ったことを少しずつ実践してみた。
そんな時に起きた、次女の不登校。
そこで私は、徹底的に教わった
『今までやっていたことは、全部逆』をやってやれ〜!!!
っていう気になったのでした
全部逆っていうのは、
今まで自分が、優先順位を置いていたものを逆にするということ。
ちなみに、それまで私がやっていたのは、こんなこと。
◆子どものために、早く寝て早く起きること。
◆子どもが寂しがらないように、なるべく家にいること。
◆子どもが欲しがるものや、おしゃれな服を買うために、自分が欲しいものを後回しにすること。
買っても、安いものしか選ばないこと。
◆外食の時も、なるべく子どもが残さないで済むようなメニューを選ぶこと。
上に書いたことをするのって
たぶん世間的には、『真面目でいいお母さん』なんだと思う。
・・・なんだけど
でも、「うちの子どもが本当にそれを望んでる??」って言ったら
YESではない
だって、うちの子に限らず
子どもはみんな、お母さんの自己犠牲を望んでいないから。
そう書くと勘違いしちゃう人もいるから
一応注意しとくけど
もちろん、程度はあるよ?
子どもを完全にほったらかして、全部自分で世話をさせるのは育児放棄だし、
自分のものだけ買っていたら、家族のものは買えなくなる。
家族の意見もまったく聞き入れないのは、単なる自分勝手な人。
アウト!!!だよね。
なんだけど、
そんなに極端なことにはならないし
どーやったって、なれもしないから(笑)
今あなたが勝手にブロックを自分にかけている
それを少しずつゆるめる方向でやっていこうね!
ってことなんだよね♡
つまり、今まであなたが
『子どものために、私はこうあるべき』としていた我慢をやめていく。
これ、実際にやるのってとっても怖いし
何よりも勇気がいる。
◆もしも私が寝坊したせいで、子どもが登校の集合時間に遅れたら?
◆もしも私が出かけたせいで、子どもが「ママは私を置いていっても平気なんだ」と思ってしまったら?
◆もしも子どもが「私のほしいものを買ってくれないなんて、私のこと、お母さんは大事じゃないのかな?」と感じてしまったら?
◆もしも、子どもが頼んだメニューをすごく残しちゃって、お店の人に「お母さんなんだから、ちゃんとそうならないように考えなさいよ!」って思われてしまったら?
そんな思いがザワザワと胸に浮かんでくるから。。。
つまり、私たちって
誰かに、何か言われないように。
怒られないようにして頑張ってきた。
もっというと、
誰かに嫌われないように何かをやめて、愛されるような行動を選んできた
んだよね
だから、これからは
その逆をやるっていうことなんだよ!
さっきも言ったけど、実際に今までやってきた行動をやめて、
反対の行動を取るのはめちゃくちゃ怖い!
だけども
それをやってみた人にだけわかるんだけど
それは妄想で
何もこわいことは起きないよ。
だから、
子どもだけ「早く寝なさい!」って自分は夜更かしして、寝坊したとしても
次の朝、子どもが急いで支度すればいいし
遅れたら走っていけばいいし(笑)
お母さんだって、用事をこなしたり息抜きが必要なら「ちょっとお留守番しててね」って、子どもに言えばいい。
子どもに「次のお給料日まで待って!」って
欲しいものを我慢させてもいいし
私の気分が上がるものや、楽になるためのものをもっと買ってもいい。
私、ファミレスで働いてたことあるけど
正直、誰が何を残しても全然気にならないし見てない
(※見ているのは、どうやってこのお皿、お盆に載せようかな〜ぐらい(笑))
そもそもお店の量と、その人が食べられる量なんて
違っていて当たり前なんだから
たまの外食では、好きなものをお互い頼んで食べて、無理なら残していいよ♪
そんなぐらいのことだよ
そのぐらいのことで、子どもは傷つかないよ。
家が、めちゃくちゃ裕福じゃないことも
おしゃれな服を買えないことも
留守番をしなきゃいけないことも
一瞬は残念って思うけど、
親が悪いせいじゃないってちゃ〜んとわかってるから♡
それよりも、むしろ
子どものことを傷つけてしまうのは
「本当はお母さんは、私のせいでいっぱい我慢してつらかったんだ」って、子どもに感じさせちゃうことだよ。
子どもって、本当に優しい。
いつだって、自分よりもお母さんが幸せでいることを望んでるのだから。
だから、私たちはもっと思い切り生きていいし
もっとわがままに生きるぐらいで、ちょうどいい。
だって、悩むぐらい一生懸命な人は
どうやったって、子どもを蔑ろにはできないんだから。
それが、子どもに対して
堂々と生きるってことだよ。
まわりの人のことよりも、本当に自分の近くにいる人を大事にしようね!