・外で泣く子どもに「私に恥をかかせないで」って思っていた

 

心屋認定 不登校・パートナーシップカウンセラー 竹嶋 しょうこです。

 

 

昨日実家に泊まってきました。

 

少しの間家事から解放されるからか

 

眠くて仕方がなくて、いつもひたすらダラダラしてきました^ ^

 

 

 

今日は両親とみんなでお昼を外に食べに行こうということになって
 
その前に子どもたちがお菓子を買いたいと
 
スーパーに行くことになったんだけどね。
 
 
 
それぞれ欲しいお菓子を買ってもらって
 
お会計が済んだ時
 
三女くんちゃんがレジの近くにあったゲームコーナーに吸い込まれた。
 
 
 
 
「あのゲームやりたい!」
 
 
「うん、やりたいねぇ」
 
 
「やーりーたーいーーっっ!!!」
 
 

「うわぁぁぁん!!」

 

 

 

車に乗りたかったけど、車の前でぐずり続ける三女。

 

暑い…。

 

他のみんなは「まだかなぁ」って思いながら車で待っている。

 

 

 

暑さと、この後出かけるのに少し焦る気持ちで

 

「困ったなぁ」と思ったら

 

数年前、同じような状況だった自分の感覚が戻ってきた。

 

 

 

 

あの時は、私が一人で買い物に連れて行った時に

 

もっと小さかった次女がぐずった。

 

 

 

 

「買ーいーたーいーーーーっ!!!」

 

 

「ほーしーい―――っ!!」


 

をお菓子コーナーの前でくり返す。





 

たぶん家にお菓子はもうあるから

 

今日は買わないよって約束して出かけて

 

でも次女が欲しがった、そんなんだったと思う。

 

 

 

次女が大きな声を出すたびに

 

私は

 

「ちょっと!やめてよ!」


 

「こんな時どうしたらなだめられるんだろう」


 

「他のお母さんなら笑顔でかわせるんだろうな…」


 

「なんで私はそうできないんだろう…」

 


「…今日だって一生懸命節約して、考えて買い物したのに。

あんたの物ばっかり買えないの!!」


 

「誰のために節約していると思ってるの?」

 


「いつも十分甘えさせてるでしょう?」

 


「まだ足りないっていうの?」


 

「それとも私のやり方じゃダメだって言うの?」


 

「あんたが騒ぐと、私がまわりの人から見られちゃうんじゃん!!」


 

「パパやばぁばからだって優しくされてるでしょう?

私はもっと厳しくされたのに。」

 


「ズルい!」


 

「ズルい!


あんたばっかりズルい!!!」

 

 

 

 

そんな泣きたい気持ちと


 

次女に恥をかかされた気持ちと


 普段からおだやかな夫や義母に


甘えさせてもらっていて羨ましい気持ちと



 

そして自分もできる限り

 

次女を大事に育ててきたのに

 

それを無下にされたような怒りの気持ちで

 

ぐちゃぐちゃな気持ちだった。

 

 




当時の私は、子どもが騒いだら


母親はおだやかなまなざしで見つめてやり

 

でも今日は無理なんだと諭してやり

 

子どももそんな母親の優しさとゆとりを感じて

 

素直にうなずき、あきらめて笑顔で歩き出す。

 

 



 

育児書にあるような

 

そんなおだやかな光景が正しい母親の姿で

 

それとは似ても似つかない

 

平静を装っているけれど




 

内心は血管の音がドクドクしそうなくらい

 

怒りで煮えたぎっている自分は


母親として失格なんだと思っていたし

 

何よりそんな自分を


まわりから知られていけないと必死だった。

 

 



 

子どもが少しずつ大きくなって

 

少し楽になって、でも怒りは消えなくて

 

心屋に出会って

 

泣きたかったのは私だった理由がわかった。

 

 



子どもが泣くと

 

心の中にいる小さな私が覚えている、

 

昔の感情を思い出して泣いていたんだった。

 

 


 

「私も甘えたかったな」

 

「私も買ってって言いたかった」

 

「私もほんとは外でわんわん泣いてわがまま言いたかったな」

 

「しょうがないねって笑って許してほしかったな」

 





 

子どもの頃に押し込めていた一つ一つの気持ちを

 

「つらかったね」


 

「そう言いたかったね」




 

そう私がいっぱい泣きながら

 

小さかった私の味方になってあげたら

 

あんなに怒りを落ち着けようと


数を数えても


別の部屋に行ってもおさまらなかった


モヤモヤした、黒い気持ちが


スーッと消化していったのがわかった。

 

 


 

そんなことを思い出して

 

今日、目の前の泣いて怒って叩いてくる三女を

 

じいっと黙って見ていた。

 

 




三女はしばらく怒っていたけど

 

でも少ししたらちょっと黙ったので

 

「ゲームやりたかったね。


いいよって言ってほしかったね」

 

と言ったらまた少し泣いて




 

「まだやったことないからやりたかったー」

 

言って泣き止んだ。




その様子にちょっと笑ってしまって

 

「そっか。


じゃあ、今はみんな買い物に行ってからごはんに行くつもりで来たから


ごはんを食べた後、行けるか考えよっか」



 

と言ったらうなづいて


 

「ママの隣に座るー!!」

 


と言って、けろっと機嫌がよくなった。

 

 

 


 

そして何もなかったようにごはんを食べて

 

自分で頼んだはずのまぐろ丼の味噌汁ばっかり食べて

 



「思ったのと味が違う」



って言ってだいぶ残して

 

でも、その後かき氷を頼んで満足げに食べていた。

 

 



 


そしてそんな三女のわがままな様子を


母は気にするでもなく


お金を払ってくれた。




 

 

私ももっとわがまま言ってよかったの、かもなぁ。

 

でも、あの時は言ったら怒られたんだもんなぁ。

 

 


 

時々あの時の私のように、外で子どもがぐずって

 

必死になだめているお母さんを見ると

 

胸がキューッとする。



 

「大丈夫だよ。


みんな、あなたのせいだなんて思ってないよ」

 

って言ってあげたくなる。




 

 

もっとお母さんたちの心が楽になるといいなあ。

 

そう思う。

 

 

 

 
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