心屋認定カウンセラー タケコこと
竹嶋 しょうこです。
昔「しょうがない」という言葉が嫌いだった。
幼稚園の時の友達がお母さんに甘えて
「もう！しょうがないんだからー笑」
と言われて、おんぶしてもらっている姿を
見たり、
デパートに買い物に行った時、
「これ欲しいー！！」
と言って、すぐおもちゃを買ってもらっている子を見ている光景がすぐ思い浮かぶ。
うちの両親は、お互い
ワーワー言い合う、けんかみたいな口調で
話すし、
兄は子どもらしく、自由奔放で
怒られることが多かったので、
人が怒られているのを
見るのも聞くのも怖く感じる私は、
それを
「お父さんとお母さんが仲が悪いから、
私が何とかしなきゃ」
と間違って思い込み、
それぞれのご機嫌を取ったり、
母のフォローを良くしていたと思う。
そんな私にとって
「しょうがないなぁ」と許されている
他の子はどちらも、
「えっ、その家では許されるの？」
という羨ましさと驚きだった。
「記憶は700%嘘」と言うから、
それは子どもの私が覚えている
ほんの一場面だろうなぁと
今は、本当にそう思う。
何でもない日にはおもちゃは買わないけど、
食品売り場で回るお菓子を買ってくれ、
将来のためにせっせと学費を貯め、
母は普段外ではおんぶはしないけれど
(たぶん重いから)
寝かしつけの時は、寝付くまで本を
読み聞かせてくれた。
そのまま寝てしまった私を
父がベッドに連れて行ってくれるのが
うれしくて、
完全には寝ていないけど、
寝たふりをしていたのを覚えてる(笑)。
自分が子育てをすれば
「しょうがない」としか言えない場面は
たくさんあって、
それを頭で理解しつつも
それでも「あの時、ああして欲しかった」と
いう想いは意外に頑固に消えなかったりする。
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