心屋認定カウンセラー タケコです。

私が20代の頃、小学校の特別支援学級に
補助係として、1年勤めたことがある。




当時の私はまだ小学校免許は取得中だったから 担任の先生の本当にお手伝いとして。


担任の先生が1人、子どもは5人。

学年も、持っている特性も言語障害だったり
自閉傾向だったり、さまざま。



A君は知的障害と心臓の疾患も持っている子。
言葉も単語で話すんだけど、最初は
はっきり聞き取れなかった。



うまく話せないから、もどかしくて
イライラすると相手にツバを吐きかけることが
たびたびある。



私も最初かけられたことがあって
さすがにショックだった。



担任の先生は大ベテランの女性だった。

「彼との信頼関係を築くのには、とっても
時間がかかりました。
私も最初はツバをかけられたから、こちらも
やり返すと、イヤそうにしてましたよ」と
笑っておられて。



正直「えらい所に来てしまった!」と思いつつ
「私も同じようにやるしかない!」と
覚悟を決めて、ツバをかけられたら
「イヤだよ」と言ってやり返したり笑


ふと気づくと教室からいなくなっている
A君を探して毎日ジャージで走り回ってたな。



そんなA君も普段はとにかくニコニコして
いて、慣れてくると

「タケコしぇんしぇー(先生)」

と弾丸のように走ってぶつかって来る姿が
とってもかわいかった。



彼は障害の程度でいえば、養護学校を
薦められていたけど、
ご両親の希望が
「この子はいずれ普通になるから、このままで
いたい」とのことだった。



毎日お迎えに来るお母さんを見つけると
うれしそうにパアァッと顔をかがやかせるA君。



とっても優しそうなお母さんはいつも
いとおしそうにA君を見つめ、
時々担任の先生と話をしていた。





時々どこかに行ってしまっては、他の子が
「A君、いたよー」と一緒に見つけてくれたり
困ったことをした時は
「そういうことはしないんだよ」と優しく 
教えてもらったり、みんなにたくさんの
愛を受け取っている子だった。



私も彼らにたくさんの愛をもらっていた。


最初の日に
「タケコせんせい、よろしくね」と書かれた
黒板の前で手作りの首飾りをもらって
歓迎してもらった。


まだ何の役にも立っていない私に
「来てくれてうれしい」と笑顔で迎え
いつも手を繋いできてくれ
私が教室に行くと喜んでくれた。

 
「できた!」のうれしそうな顔を見ると
私もうれしくなった。




担任の先生は一人ひとりの得意な事、苦手な事を把握して、尊重していた。


にぎやかなのに疲れてしまう子は
席の隣についたてを置いて落ち着けるように
したり、話すのが苦手な子には体を動かして
モヤモヤを発散できるようにしたり。

 
一つの授業の中に、それぞれの子に合わせた
活動を入れ、一年かけて、だんだんできるようになるように考え、進めていく様子は
ひたすら根気強く、頭が下がる思いだった。



あっという間の一年間だったけれど
お別れの日が近づくと寂しくて。


お別れ会で私は号泣し、みんなで
写真を撮ってもらった。



彼らは大人になってどうしているのかな。

どこにいても、幸せでいてくれるといいなぁと
思う。

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