のうぜんかずら昨日だったかもしれないし明日なのかもしれない貴女がこちらの世界に戻る最後の日貴女の周りには貴女より先に向こう側へ行ってしまったあの子もまだこちら側へ時折見せる懐かしい眼差しそんな時ふと私も再び貴女の小さな存在に今日は雨上がりで空がひときわ青く貴女の好きな葛の花がそのオレンジ色をくっきり引き立たせているのが窓から眺められるそんな日はもうどちらの貴女でもいい二人で向かい合い冷たい紅茶を飲む何も要らない静かなひととき