家族が小細胞肺癌になってしまった以上、私は最悪の場合も考えている。
主人は最初から「抗がん剤が効かなかった時は治療をやめる」と宣言していたので。
たまたま抗がん剤は効いているけれど、進展型小細胞肺癌の主治医は「完治」の話はまずしない。延命治療であり、どれくらい長く元気で過ごせるか、といった感じで話が進む。
主治医にぶっちゃけて聞いてみたことの一つは。
小細胞肺癌は抗がん剤が効きやすく、ほとんどの場合は一度は回復するとのことだが、再発までに1、2か月しかない人と、半年以上再発しない人と、どちらが多いのか? ということ。
主治医は「僕の経験に限っての話ですが、半々です」とのこと。
抗がん剤が効いて元気な時期は1か月しかない場合もあり得るということだ。
平均余命が1年という病気である以上、最悪想定もしておいた方が自分のためかな、なんて思っている。
苦しみまくって亡くなるのはイヤだなあと思うから。
ただ、進展型小細胞肺癌の場合、呼吸困難で亡くなるよりも、別の臓器が悪くなって亡くなってしまうケースもあるから、必ずしも鎮静が必要だとも限らないけれど。
でも、誰だってそうだとは思うけれど、5年生存する数パーセントの中に入って、いつまでも家族が元気で居てくれるかもしれない、、、、なんて夢みたいな夢も見てしまう。。。
実際、寛解した方々だっているわけだから。
夢を見つつも最悪想定。
私は多分、心が強い方なんだろうなあ、と自分では思う。