保育者専門
賢い働き方ナビゲーター
山下優香(やましたゆうか)です。
とある園での話です。
7年目の幼稚園教諭。
4歳児35人の
担任をしています。
この日も、
バスが付いた順に
園庭で自由遊び。
園庭は見通しがよく、
障害物もないため、
子どもたち全体を
見渡しながら保育が
できる環境です。
ふと視線の端に、
少し気になる様子が
入りました。
ブランコの前で、
女の子3人が
集まって何か
言い合っていたそうです。
声はまだ大きくない。
手も出ていない。
でも、表情が硬い。
「これは、よくあるやつだな」
そう感じながら、
担任はすぐに駆け寄らず、
少し離れた場所から
様子を見たそうです。
4歳児同士の
やりとりは、
見守ることで
解決に向かうことも
多いからです。
しかし次の瞬間、
一人の子がブランコの
鎖を強く引き、
もう一人が
それを押し返し、
ついに言葉が
強くなりました。
ここで担任は近づきます。
「どうしたの?」
まずは、誰も責めない声で、
落ち着いて声をかけます。
そして、
いきなり答えを出さず、
話を聞くことを
大切にしたそうです。
「何があったのか、
先生に教えてくれる?」
3人とも、
一斉に話し始め
ようとしました。
そこで担任はこう伝えます。
「順番に聞きたいな。
今、ブランコの前に
一番先にいたと
思う人から教えて」
先にいた子、
途中から来た子、
後から来た子。
それぞれの思いが、
少しずつ言葉になります。
・先に来てたのに
取られたと思った
・まだ乗ってないのに
ずるいと思った
・順番がわからなくて
不安になった
聞いた時に4歳児
あるあるだなと
おもいました。
担任はまとめます。
「みんな、ブランコに
乗りたかったんだね。
でも、どうしたら
よかったかな?」
ここで
正解を教えず
子ども達に考えさせた
のがポイントだと
個人的におもいます。
子どもたちに考え
させる時間を取り、
少し沈黙のあと、
「順番にすればよかった」
「先生に聞けばよかった」
という声が出てきました。
そこで担任は、
確認します。
「じゃあ、
今日はどうする?」
3人で話し合い、
ブランコの順番を
決めることができたそうです。
最後に担任は
伝えたそうです。
「もめた時に、叩いたり
引っ張ったりしないで、
ちゃんと話そうとしたのは、
すごく大事なことだよ」
叱るのではなく、
できた部分を認めて終わる。
この対応は、
すぐに完璧な結果が
出るものではありません。
また同じようなことで、
もめる日もあります。
でも、
「どうすればよかったか」を
その都度、言葉にして
積み重ねていくことを、
先輩が前に、教えて
くれたと言ってました。
今でもそれは
活かされています。
といってました。
彼女は素晴らしいですね!
いい先輩って
こういうことを
日常の中で
サラッと教えて
くれるんですよね。
皆さんならどう
対応しますか?
