セントポール大聖堂 ~ ロンドン紀行 その12 |  うさぎおやじ日記

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11月25日、ロンドン滞在最終日。夕方にヒースロー空港を発つため、お昼過ぎにはホテルを離れなくてはならない。どこへ行くか迷った末に地下鉄に乗る。降りると駅の名前にもなっているセントポール大聖堂がすぐに視界に入って来た。

音声ガイドを借りて日本語に設定するとひとり内部を見てまわる。一部を除いては撮影も許されていた。

階段を登ると聖堂中央のドームの内側を巡る回廊に行くことができた。ただしそこから写真を撮るのは禁止。祈りのために訪れた方々を見下ろしての撮影は好ましくないということなのだろうか?

ここは壁に耳をつけていると反対側の壁際での声もよく聞こえることから「ささやきの回廊」と呼ばれるそうだ。

 

ささやきの回廊を出てさらに階段を登ると次に待っているのは「石の回廊」。ここからは外に出ることができた。

ここからでも十分に眺めは良かったが、まだ上があるようだ。

「金の回廊」と呼ばれるドームの最上部は、通路も狭く長くいると落ち着かない。

高さ約100メートルのドームから見下ろす5日間を過ごした街。この夕方には離れねばならないと思うと名残惜しい。

 

地下にも行くことができた。ここには滞在初日にトラファルガー広場で観た像のネルソン提督など著名人が埋葬されている。そのひとりがクリストファー・レン、400年ほど前にこの大聖堂を設計した方。この地には古くから聖堂があったらしく、歴史は1400年前にまでさかのぼるという。レンが建設に着手する以前の建物は大火によって消失したとか。

 

外に出てあらためて大聖堂を見上げる。

先ほどまでいた金の回廊は、おそらくあの金属の手すりのある部分なのだろう。

 

新世紀を迎える事業のひとつとして新たに造られたミレニアムブリッジは、大聖堂のそばから一直線に伸びている。

テムズ川を進む観光船。これに乗ってみるのもおもしろかったかもしれない。

 

ミレニアムブリッジを渡った辺りにはシェイクスピアズグローブなる劇場があると後から知った。彼の文豪の時代にあった劇場を再現したものとのこと。すぐ近くを通ったはずなのに観ておかなかったのが残念だ。

 

下の写真はサザーク大聖堂。こちらも800年ほどの歴史を持っていると帰国後に知った。

 

川からつかず離れず歩いているとロンドンブリッジが見えて来た。ローマ帝国時代に初めての橋が架けられて以降、戦争や自然災害など様々な理由で何度も崩壊したことがあるようだ。童謡に歌われているあの橋ですね。

取り立てて特徴の無い地味な橋で、観光客はとなりにあるタワーブリッジの方がロンドンブリッジであると勘違いするともいう。

 

時間はまだ昼の12時。しかしそろそろホテルにもどらねばならない。スーツケースを受け取り空港に向かうのだ。

 

【ロンドン滞在 11月21日~25日】


2024・12・16