われらがFC町田ゼルビアは中3日での関西アウェイ2試合目。どちらも上位対決なので連敗も有り得ると不安でしたが、とりあえず神戸戦では勝ち点1は得ることができました。ただノーゴールが続いているので得点が取れるのかが懸念されるところ。
そんな状況でデュークが復帰、いきなりスタメンとは驚きました。特別指定の桑山が引き続きメンバー入り。同じくベンチスタートの藤尾はガンバのポヤトス監督とハグしている様子が映し出されていましたが、徳島で一緒だったのですね。
先制点はガンバ。ウェルトンのシュートは難しい角度かなと思われましたが谷とポストの間、狭いところを打ち抜かれてしまいました。序盤のウェルトン選手、非常に脅威でしたね。攻撃ではたびたび良いプレーを見せるヘンリーも守備の方はまだまだなのか、抜かれてピンチを招く場面が多かったように感じます。
ゼルビアにとって厳しい立ち上がりになりましたが、前半の内に相手に退場者が出たのはやはり分かれ目だったのでしょう。この後は次第に攻撃の時間も持てるようになったようです。
こちらのファールも目立ち始め両チームの選手が詰め寄るような好ましくない雰囲気にもなりかけましたが、大きなトラブルにならなかったのは幸いでした。
そして前半のアディショナルタイム、林のロングスロー(最近少なくなった気がする)をきっかけにドレシェヴィッチのシュートがブロックされて浮き上がったボールをデュークがヘディング。W杯予選では同組となり日本の脅威になるであろう男も、私たちにとっては頼もしい味方です。ナイス同点ゴール!
ハーフタイムには久々のスタメンだった宇野、荒木のふたりがそれぞれ下田、藤尾と交代。
逆転を目指して臨む後半、昨シーズンのゴールデンコンビ、デュークとエリキのからみで一本惜しいシュートがありました。しかし残念ながらディフェンダーのブロックに阻止されエリキは落胆。
ですが61分、藤尾が倒されると自らPKを決めて勝ち越し。さらには69分にも仙頭がファインゴールで追加点。3点目の起点になったのはデュークに代わって入っていた桑山のシュートでした。キーパーに弾かれはしましたが、それをひろった下田がペナルティーエリア内の仙頭につなげてゴールが生れたのでした。
桑山が仕事をしてくれましたし、開幕のこのカードで退場していた仙頭にとってもさぞうれしい得点だったことでしょう。
数的優位と2点のリードを生かし、古巣対戦の谷と昌子を中心に最後まで反撃を許さなかったゼルビアの勝利。谷に関しては期限付き移籍にも関わらず出場できる契約を受け入れてくれたガンバに感謝いたします。
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と、ここまで書いてはきましたが、試合中は会社にいてリアルタイムでDAZNを観ることもできませんでした。仕事の合間に途中経過をチェックしていて、先制されたことを知った時には厳しい予感しかしませんでした。実際のところガンバが11人のままだったなら負けていてもおかしくなかったでしょう。
その後に同点・逆転・追加点とスマホを開くたびにゼルビアに点が入っていったことで、私の仕事もモチベーションが上がったことは言うまでもありません。
もうひとつの上位対決は鹿島が神戸に敗れたことでゼルビアと2位とは勝ち点5差。上手くゆき過ぎて怖いぐらいです。
【試合日6・30 1位 勝ち点43】
【DAZN実況・寺西裕一 解説・原一樹】
2024・7・1