Jリーグのシーズン移行、いわゆる秋春制に変わることが本日発表されました。2026-27シーズンからとのことです。
止めて欲しいなと、これが話題に上がるたびにいつも思っていたのですが決まった以上は仕方ありません。ただ自分が降雪地域のサポーターであったなら、果たしてそうあっさり言っていられたでしょうか。はなはだ疑問です。
冬季の試合数は現状とほぼ同じということもあってかクラブの代表者は大方が賛成したようです。しかし移行後になし崩しに試合が増やされたりされるのではと、疑り深い私などは勘ぐってしまうのです。降雪地のサポーターのなかに激しく反発する向きがあるのもうなずけます。
そして降雪地ではなくとも冬は寒い。選手にとっては夏場より快適にプレーができるのは言うまでもないでしょうが、観客にとってはなんともしんどい。現状ではこの時期が優勝・昇格争いや待ちに待った開幕という重要な時期に当たっていますが、移行後はシーズン中盤。よっぽどコアなひとではないとスタジアムに来ないのではという意見をネットで見て膝を打ちました。
われらがFC町田ゼルビアもJ1に昇格したことで、W杯の年には中断期間が(それまで残留し続ければですが)あるのだなと想像していました。しかしそれ以上に長い約2ケ月のウインターブレイクが毎年あるリーグ、どれだけ一般の方に興味を持っていただけるのか心配でなりません。
「今年のJリーグはどこが優勝したの?」
「中断してるだけ。まだ終わってないよ」
こんな会話が日本中のあちこちで、毎年この時期に交わされるような気がします。
せめて雪国のクラブにのみ不利益が生じないように、Jリーグはよく考えてあげていただきたいものです。
2023・12・19