われらがFC町田ゼルビアの象徴とも呼ばれたひと、引退後もアカデミー指導者として携わってきた酒井良さんが「卒業」されるのだそうです。
初めてのJ2挑戦が降格というかたちで終わった年にユニフォームを脱がれたので、そこからだと9年になりますか。結構な長さですよね。私は近年お見かけする機会がほとんど無かったですが、クラブにいるのが当たり前のような気になっていました。しかし考えてみればいつかゼルビアを去る日が来てもおかしくはなかったのでしょう。
ちょうど10年前の高崎でJ2への扉を開いたとも言える劇的なゴールを決めたということだけでなく、ピッチ外でも大きな貢献をされて来た良さん。地域リーグ時代に加入して選手と兼任でクラブの事務的な仕事にも携わり、また引退後は町田の子供達を教えることに尽力されてきました。
これからどんな道に進まれるのかはわかりませんが、ゼルビアにとって大きな存在であったことは忘れません。
「いい写真だなあ」、私が撮ったこの写真にサインをして頂いたとき、確かそう言ってくれましたね。
2021・12・27