開幕戦でヴェルディに勝利した時、その後のFC町田ゼルビアの低迷を誰が予想したでしょう？
昨年のような成績を残すのは容易ではないと判っていたつもりです。楽なシーズンにはならないかもしれないと、そんな覚悟も持っていたつもりです。
しかしまさか、これほどまでにも勝てなくなるなんて・・・
われらがFC町田ゼルビアは味の素スタジアムで、開幕戦以来の東京ヴェルディとの対戦を迎えました。
ゼルビアほどでは無いものの、こちらも苦しんでいるヴェルディ、ホワイト監督からクラブOBの永井秀樹監督に交代という決断をして２戦目となります。
怪我人の多い中でロメロが先発復帰したことが、唯一の明るい材料でしょうか。酒井、森村も出場停止からもどって来ました。
思えば昨年も３連敗で味スタでの試合を迎えたのでした。
もうこれ以上負けられないゼルビア、今年もここから良い流れにつなげて欲しい。もうこれ以上ノーゴールの試合はいらない。勝って欲しい！ゴールが観たい！
前半、相手陣内で多くの時間を費やしていたのはゼルビアだったと思います。それでも得点が奪えない、コーナーキックが生かせない。
今シーズン何度も見せられた展開です。
前半も終わりに近づいたところで痛い失点。
ヴェルディのクロスボールが酒井の足に当たったことによるオウンゴールでしたが、これは彼を責めることはできないでしょう。
上手くいかない時には、ツキにも見放されているようです。
攻めてはいても得点の匂いがあまり無かった印象のゼルビア、後半こちらに近いゴールへ向かうようになって、二度ばかり私の位置からは決まったかと見える瞬間がありました。しかし転がった先は、無情にもいずれも枠の外です。
数少ない決定機と言える場面で決めきれなかったことで、嫌な予感が強まるばかりでした。
キーパー上福本とディフェンダーとの間で何度も細かくボールをつないでいるヴェルディ。その内の一回でも大きなミスをしてくれたら、上手くこちらがかっさらうことが出来たなら、得点になるのに。そう期待をするのですが、思い通りにはなりません。
ゴールはこの日も遠いまま、時間は過ぎてゆくばかり。
それでも終盤に再三ゴールに迫るゼルビア、アディショナルタイムには岡田がゴール前に飛び込んであわやという場面もありましたがボールは枠の外へ。なぜ決まらない・・・
ノーゴールが４試合連続となりました。そしてこれで４連敗。
内容が特に劣っていたとは思えないのに、結果はまたしても敗戦。得点力不足は確かに問題ですが、今はすべてが悪い方にしか向かないのがつらい。不運としか言いようが無いオウンゴールがその象徴です。
他の下位クラブもほとんど負けたことがせめてもの救いか。
帰りの電車の中では、最後に生で観たゴールは誰のものだったか思い出そうとしていました。ちなみに私はアウェイ千葉戦には行っていません。
ホーム岡山戦での土居だったことは、調べるまで思い出せませんでした。
【試合日７・２７ ２４節終了時 １７位 勝ち点２５】
【DAZN実況・桑原学 解説・佐藤悠介】
２０１９・７・２８