先日行われたFC町田ゼルビアの「シーズン終了報告会」、サポーターの投票によっていくつかの賞が選ばれました。
MVP(最優秀選手賞)=鈴木孝司
ベストいぶし銀プレーヤー=李漢宰
ベストスマイル賞(ホームタウン部門)=垣根拓也
ベストスマイル賞(ホームゲーム部門)=藤田泰成
そしてニューヒーロー賞は戸高弘貴!
対象は今シーズン初めてゼルビアに所属した選手ということで、たくさんいるはずです。そんななかで彼が選ばれたのは、J1・J2での経験豊富な選手は活躍して当然、純粋に「新人」と言える選手にこの賞を与えたい、というサポーターの意識があったからでしょう。
実は私も戸高選手に入れました。
開幕前、小野路で練習後に近くで接した彼のすがた、サッカーは背の高さでやるものではないと解っていながらも、「大丈夫かなこの身長で」、そう感じたのも事実です。
しかしそんな小兵が、新人選手のなかで最も大きな働きをしてくれました。
すっかり忘れていましたが、藤枝との開幕戦でいきなりベンチ入りし、負傷退場した崇文に代わって前半途中から出場していたんですね。
一方彼の初ゴールの試合はしっかり憶えていました。4月末のアウェイでのガイナーレ鳥取戦。
昨年J2にいた、昇格争いのライバルとなるであろう相手・鳥取、彼らを敵地で降した一撃は、その後も首位を走り続けるゼルビアに、勢いをもたらす一因であったのではないでしょうか。
現地で観ることができたのを、うれしく思います。
ベストスマイル賞(ホームタウン部門)を受賞した「ゴメ」は檀上で、同期で立命館大から加入した彼の活躍に触れ、「自分も来年はもっとチームに貢献したい」と語りました。
おそらく他の新人選手たちも同じ気持ちであったはずです。
2年目の戸高のさらなる飛躍、そして他の選手たちの巻き返しに期待します。
2014・12・16