前から欲しかったのですが、鉱物でもないですし、なかなか手に入れることが難しかったのです...。

玉鋼(たまはがね)

日本刀などになることで知られている鉄鋼材料です。

鋼を鍛えて刃物にしたり、工芸品に分類されるような鉄瓶などにも使われる鉄鋼材料。

ランクもあって、これは上から2番目にあたるランクの子です。

 

炭素量1~1.5%を含み、現代の鋼と比べると酸素を多く含む性質があるそうです。

そして、 鉄滓分(非金属介在物)は酸化物系介在物が多く、この性質ゆえに柔らかく伸びて、何度も折りたたんで鍛えることが可能になっているそうです。

通常の鉄滓分は混在していると、困るものなのですが、玉鋼の鉄滓分は鋼を強くして、材質を進化させるような働きを持っているので、善玉の介在物とも表現されています。

玉鋼は、たたら製鉄で生み出される特有の鋼なのだそうで、現代の技術でも同じものは作れないそうです。

 

ところどころ、きらっとメタリックに光る部分があって、魅力的な姿です。

 

参考サイトページです☆

現代科学では作れない?日本刀の存続をかけて復活させた「たたら」の技術

https://sunchi.jp/sunchilist/izumomatsue/39138

 

鉱物ではなくても、独特の力強さが好きで、いつか手元に...と思っていました。

思い続けていると叶う時があるもんです。

思わぬ形でやってきてくれました。

その時の、めでたい感じの偶然性も加わって、日本刀に生まれ変わる可能性をもった玉鋼は、私にはなんやらすごく魅力のある子です。

思わず、「なんてタイミングのいい...」と譲って頂いた方と驚いていたくらい。

しばらく神棚の隅に置いておこうかな...とさえ思うほど。

縁起がいいって、こういうこと...と納得した出会いでした。