前回の天使さんは、人間出身の方でした。(サンダルフォン)

☆under the Polar Star☆2013年6月3日「人間出身の天使さん」
http://ameblo.jp/usaginoma/day-20130603.html


サンダルフォンは天国の第4天に住んでいるということで、この第4天の他の天の構造を少し書いておこうかな、と思っておりました。(自分の記憶のためにも...)

☆under the Polar Star☆-Engagement
Gaetano Previati "Engagement"


Heaven-天国-
死後の魂の住処、とされており、キリスト教では天国は1つである、とされています。
神とイエスがおられ、天使に囲まれた世界。
天国では、魂は永遠の安息と平和、愛と幸福を与えられている、ということです。
徳のある方々がここに来られ、報われる場所、とのことです。

グノーシス主義、ユダヤ神秘主義では、天国は複数存在している、ということになっているそうです。
完全にレベルが存在して、その質、快適さは異なっているそうで、天国といえども地獄のような場所もある、ということになっています。
サンダルフォンはキリスト教では扱われることがないので、おられる場所はイスラムの伝説での第4天ということになるんですね。

☆under the Polar Star☆-Louis Janmot2
Louis Janmot "Memory of Heaven"

エノク第三書による階層は、以下の通り。

第1天―――シドリエル――支配者:ウィロン
第2天―――バラクィエル――支配者:ラクィア
第3天―――バラディエル――支配者:セハクィム
第4天―――サハクィエル――支配者:ゼブル
第5天―――サトクィエル――支配者:マオン
第6天―――ガブリエル――支配者:マコン
第7天―――ミカエル――支配者:アラボト

天国の7人の支配者の下には、49万6000の救いの天使が同行しているのだそうです。

☆under the Polar Star☆-pieta
アーノルド・ベックリン "Pieta"

各天国の描写に関しては、色々な書物を参考にすることになるようです。
「ミドラシュ・コネン」(古代ユダヤ聖書解釈集の1つ)「ハギガ(タルムード)」(ユダヤ教の聖典)、コーラン、古代ペルシアと古代バビロニアの伝承などにも7つの天国については描写が存在しているそうです。
それらの描写をかいつまんでまとめると、こういう感じ?のようです。
(とは言え、どの正典や文献を元にするかによって、差や変化が出るので、私たち日本人が参考にする程度と捉えていただけると幸いです。より詳しく...という場合は、タルムードなら最初から最後までタルムード、と参考資料を1つに絞ることも大事かもしれません)

第1天は一番低い天国ですが、地上を暗くして熱を遮る働きを担っているが、日没には後退することで、第2天から月と星が輝けるようにしているそうです月夜
第3天は、一組のひき臼があり、徳のある方々のためのマナを作っているのだそうですイングリッシュマフィン
第4天は、天のエルサレムとされ、神殿と祭壇があり、サンダルフォン、ミカエル、ザザゲル、シャムシエル、サピエルがおられるそうです。
第5天は、救いの天使が大勢おられ、一晩中神の慈悲にあわせて賛美歌を歌っているそうです♪
夜明けになると、歌っていた天使たちは沈黙して、下界のイスラエルで神を讃えている声を神が聞くことができるようにするのだそうです。
第6天は、雪と雹の貯蔵庫、梅雨と雨の桟敷、嵐の小部屋、霧の洞窟があります。
第7天は、正義、法律、博愛の神がおられ、生命と平和と祝福の秘宝があり、徳のある方々の魂とまだうまれていない人々の魂が住んでいるだそうです。
第7天にある露を使って、神様は死者を蘇らせるのだそうです;

ユダヤの世界での天国は通常7つの天国がある、ということは共通しているようですが、名称などは文献によりまちまちなのだそうです。


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