「神の癒し」という意味のお名前を持つ大天使、ラファエル
ヘブライ語の「治療者、医者」という意味のraphaから来ているお名前だそうですクローバー
癒しのシンボルのヘビと結び付けられることも多いのだそうですヘビ
どうしてもキリスト教の中ではヘビは悪者と位置されるようなイメージで語られるシーンが多いのですが、それはアダムとイブをだましたという部分があまりに悪い印象を与えるから、とも言われています。
が、そもそもが自然界でのヘビをエネルギー的に捉えると、エネルギーの動きそのものと考えても差し支えないようです。
螺旋(ヘビの場合はとぐろを巻く姿になります)は、エネルギーの形状としては自然そのもの、となるのだそうです。
悪く思われちゃって大変ですね...でも、医療や錬金術、商業などのシンボルとしてもちゃんと認知されているのですから、やっぱりどちらかに偏るということは本来は無いものなんでしょうね。

☆under the Polar Star☆-ラファエル1
この絵が一番印象に残っているかもしれません。(個人的に)
少年の手をひいている天使さんは頼もしい存在ですよね。
ミカエルとガブリエルもご一緒です。


ユダヤの伝説ではラファエルは最初はラビエルというお名前だったのだとか。
人間を創造する、ということは天界でも論議を巻き起こすことだったようです。
なんでも...ミカエル、ガブリエルは当初賛同していなかったとか。
その中、ラビエルは人間を創造することに賛同。
それゆえに神(ヤハウェ)から天地の医術に通じた治癒の天使としてのお役目を授かり、その後「神の癒し」を意味するラファエルというお名前を授かったのだそうです。
人間に対しての愛、絶え間ない興味をもたれていると言っても過言ではない天使さんなのかもしれませんねハート
ですので、キリスト教の教義の中では、天使の中でももっとも親しい友とされているそうです。
それは、大地とその居住者(私たち人間)の肉体的な幸福はラファエルにゆだねられているからということも理由だそうです。

☆under the Polar Star☆-ラファエル2

ミカエルと並んでメジャーな天使さんなんでしょうけれど、その登場場面は少し限られているようです。
ラファエルが登場するのは、※1「トビト書」です。
カトリックの聖書には、トビト記として記されていますが、プロテスタントの聖書には登場しないのです。
ユダヤの伝説には登場しても、ユダヤ教では正典からは外されているのだそうです。
その割にはラファエルさん、ものすごく忙しいようですね...。
多くの肩書きとお仕事があり、熾天使、大天使、智天使、能天使の位階に所属されている上に、黙示録に登場する神の御前に立つ7人の天使としての役割もあるのだそうです。
あちこち駆け回っておられるのでしょうか...。
ラファエルは盲人、幸せな出会い、看護師、医師、旅人の守護聖人とされています。
癲癇などの様々な病気を癒し、旅をする時には守ってくださるのだとか。
カバラの教義では、大地を癒す義務を担っています。


☆under the Polar Star☆-バーン・ジョーンズ1
Burne Jones
「聖杯堂の前で見る騎士ランスロットの夢」

ラファエルではないのでしょうが、なんとなく穏やかに見つめてくれるまなざしをラファエルのようにイメージしてしまいますクローバー



※1
「トビト書」
旧約聖書外典の中にある一説。
大天使ラファエルが癒しの奇跡を行ったことをトビトが語る、というもの。
信心深いトビトと息子トビアの物語。
ラファエルが書き記すように指示したとされている。
紀元前2世紀ごろに、元々はヘブライ語かアラム語で書かれた。


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