何で、ミカエルというお名前がメジャー（？）なのか、という記事は前回に書かせて頂きました。
☆under the Polar Star☆2013年4月23日記事「名称のメジャー度」
http://ameblo.jp/usaginoma/day-20130423.html
さて、大天使ミカエルですが、その役割が大きいからこそ、私たちの前にお姿が現れることが多いんでしょうね。
そして、芸術の世界でも剣と甲冑の姿の絵画、彫刻に出会えることは多いですよね。
天使といえば...と連想する時に、私はどうしても絵画や彫刻の姿なので、芸術家さんたちの功績って素晴らしいですよね
ミカエルは最初、ユダヤ民族の支配者という仕事を担っていたのですが、キリストの啓示の後からはキリスト教の教会の守護者となったそうです。
ドラゴンや蛇、サタンと戦っている姿で描かれることが多く、中世、ルネッサンス時代にはアブラハム、ヤコブ、モーセへの介入の場面として絵画が描かれることが多くなります。
偶像崇拝を禁止している（はず...これがなかなかちゃんとした結論を理解するのが難しいのですが）キリスト教の下では、天使の姿を描く、創るということが常に論争となっていたのですから、きっと当時でもあまりに「想像力豊かな表現」は大変なことだったことでしょう。
ユダヤ教では、宗教概念を描くことは禁じられているので、天使が登場するのは神秘的テキストの中に限られており、信仰の場で天使像と出会うことはありません。
天使崇拝が初期のキリスト教世界に受け継がれたのも、ユダヤ教をはじめ他の異教の中で天使信仰がさかんだった、ということがあったからなのだそうです...。
ここからが天使像が生まれることになるのですが...ユダヤ教では偶像を禁止した反面、異教と言われた方たち（異教という表現も、少し違和感がありますが
）は、天使の聖堂に足を運び、特にミカエル像を奉じていたそうです。
ということからも、ミカエル像が天使の像としては、とても歴史が深く、そして人の近くにおられたんですね...。
とはいえ、偶像崇拝には本当に色々な意見、理論などがあり、それこそ歴史の中では大変なこともあったようです
ミカエル像を多く目にすることができるのは、天使崇拝が特別に継続されてきた、という理由が強いようです。
これは、天使崇拝から悪魔祓いという意味合いもそこには存在していたからのようです。
そして、歴史の中では神聖なものの像が必要なのか、そして望ましいものなのかを論じて意見は対立し、分裂をしていたそうです。
天使は無形である、とされ、純粋な精神、火、知性を持つ火の生きものを像で表現することは不可能と考えられてきたからです
なぜなら...天使の正確な「真の姿」を人間は知らないから。
では、何故人間の姿に描かれているのでしょう？
そこにはキリストの存在が関係しているのだとか。
キリストは人間の完全な姿をとっていました。
キリストは聖者なのですから、天使の場合も表現方法として人間の姿を想像することが可能だったわけです。
ここには人間の知覚の限界を認める、という部分があるようです。
というのも、天使を人間に似た姿に「仮定」しているだけにすぎなく、人間の心は神に関することを十分には理解できない、としているのだそうです。
ですので、本当の姿は違う可能性も高く、自分たちの思考だけでその姿を固定してしまうのは、ある種の危険性もはらんでいる、ということにもなるんでしょうね...。
可能性は人間の概念だけにはとどまらない...。
図説 天使百科事典 には、理解できないものに近づく唯一の方法は、人を道に迷わせるような不完全な姿や不正確な像ではなく、内なる黙想をする道を歩むこと、と記載されています
偶像崇拝、という矛盾をもどこかで了解しておくことも大事ですね
時代や宗教的な論議により、描かれる姿が変化してきている天使さんですが、現代の天使の姿はそれからも「いちじるしく異なっている」と図説 天使百科事典
（ローズマリー・エレン・グィリー著）には書かれています。
きっと、カントリー風のおさげ少女に翼がついていたりするようなイラストレーションなどが、歴史の中で色々な論議をされてきた天使像とは、かなりかけ離れてしまっている、ということを言いたいのだと思うのですが...。
人間が認識できるようなお姿で表現できる内は、まだ「導入編」ということなのかもしれませんね...。
高いレベルの質を理解し、より本質に近づこうとすると、私たちの肉体の眼では認識できないものなのかもしれません
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☆under the Polar Star☆2013年4月23日記事「名称のメジャー度」
http://ameblo.jp/usaginoma/day-20130423.html
さて、大天使ミカエルですが、その役割が大きいからこそ、私たちの前にお姿が現れることが多いんでしょうね。
そして、芸術の世界でも剣と甲冑の姿の絵画、彫刻に出会えることは多いですよね。
天使といえば...と連想する時に、私はどうしても絵画や彫刻の姿なので、芸術家さんたちの功績って素晴らしいですよね
ミカエルは最初、ユダヤ民族の支配者という仕事を担っていたのですが、キリストの啓示の後からはキリスト教の教会の守護者となったそうです。
ドラゴンや蛇、サタンと戦っている姿で描かれることが多く、中世、ルネッサンス時代にはアブラハム、ヤコブ、モーセへの介入の場面として絵画が描かれることが多くなります。
偶像崇拝を禁止している（はず...これがなかなかちゃんとした結論を理解するのが難しいのですが）キリスト教の下では、天使の姿を描く、創るということが常に論争となっていたのですから、きっと当時でもあまりに「想像力豊かな表現」は大変なことだったことでしょう。
ユダヤ教では、宗教概念を描くことは禁じられているので、天使が登場するのは神秘的テキストの中に限られており、信仰の場で天使像と出会うことはありません。
天使崇拝が初期のキリスト教世界に受け継がれたのも、ユダヤ教をはじめ他の異教の中で天使信仰がさかんだった、ということがあったからなのだそうです...。
ここからが天使像が生まれることになるのですが...ユダヤ教では偶像を禁止した反面、異教と言われた方たち（異教という表現も、少し違和感がありますが
）は、天使の聖堂に足を運び、特にミカエル像を奉じていたそうです。ということからも、ミカエル像が天使の像としては、とても歴史が深く、そして人の近くにおられたんですね...。
とはいえ、偶像崇拝には本当に色々な意見、理論などがあり、それこそ歴史の中では大変なこともあったようです
ミカエル像を多く目にすることができるのは、天使崇拝が特別に継続されてきた、という理由が強いようです。
これは、天使崇拝から悪魔祓いという意味合いもそこには存在していたからのようです。
そして、歴史の中では神聖なものの像が必要なのか、そして望ましいものなのかを論じて意見は対立し、分裂をしていたそうです。
天使は無形である、とされ、純粋な精神、火、知性を持つ火の生きものを像で表現することは不可能と考えられてきたからです
なぜなら...天使の正確な「真の姿」を人間は知らないから。
では、何故人間の姿に描かれているのでしょう？
そこにはキリストの存在が関係しているのだとか。
キリストは人間の完全な姿をとっていました。
キリストは聖者なのですから、天使の場合も表現方法として人間の姿を想像することが可能だったわけです。
ここには人間の知覚の限界を認める、という部分があるようです。
というのも、天使を人間に似た姿に「仮定」しているだけにすぎなく、人間の心は神に関することを十分には理解できない、としているのだそうです。
ですので、本当の姿は違う可能性も高く、自分たちの思考だけでその姿を固定してしまうのは、ある種の危険性もはらんでいる、ということにもなるんでしょうね...。
可能性は人間の概念だけにはとどまらない...。
図説 天使百科事典 には、理解できないものに近づく唯一の方法は、人を道に迷わせるような不完全な姿や不正確な像ではなく、内なる黙想をする道を歩むこと、と記載されています
偶像崇拝、という矛盾をもどこかで了解しておくことも大事ですね
時代や宗教的な論議により、描かれる姿が変化してきている天使さんですが、現代の天使の姿はそれからも「いちじるしく異なっている」と図説 天使百科事典
（ローズマリー・エレン・グィリー著）には書かれています。きっと、カントリー風のおさげ少女に翼がついていたりするようなイラストレーションなどが、歴史の中で色々な論議をされてきた天使像とは、かなりかけ離れてしまっている、ということを言いたいのだと思うのですが...。
人間が認識できるようなお姿で表現できる内は、まだ「導入編」ということなのかもしれませんね...。
高いレベルの質を理解し、より本質に近づこうとすると、私たちの肉体の眼では認識できないものなのかもしれません
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